現状をはるかに越えたゴールの価値
どなたでもそうでしょうが、みなさんご自分なりの人生の目標を持っていると思います。
想像ですが、恐らくこのブログを読んでくださっている方は高い志を持っている方が多いかもしれません。
私は、20代から様々な目標実現のための方法論の勉強を重ねてきて、今、一つの結論にたどり着いています。
以前に学んだ方法や考え方の中には優れた要素がたくさん詰まっていて、うまくはまるとしっかりと成功に向けて歩み出せるのですが、重要なポイントが少しだけずれていることがあってそこでつまづいてしまう人が多かったと思っています。
私自身も、もう一つ波に乗り切れていませんでした。
それまでの方法が少しずつずれていたのは、それが主に成功した人の行動や考え方を分析していたからだと思います。
例えば、ナポレオン・ヒルのプログラムは明らかに素晴らしいですが、今になってみると、ナポレオン・ヒルは大成功を遂げた人々の本当の心の奥までは入れていなかったことが分かるようになりました。
ただ、まだ世界の産業が成長期にあったため、本質よりも少しだけ浅いプログラム(それでもすごい研究です)でも素晴らしい成果を出すことができた人が世界中にたくさん出たのでしょう。
今、私が本当に分かるのは、最も重要なことは
1.ゴールを明確に設定し、そのゴールの世界の臨場感を徹底的に高める
ということです。
そしてこの言葉に加えて、
2.ゴールは必ず現状をはるかに越えたものである必要がある
というルールが付随します。
ゴールを明確にしてしっかりとイメージするというのは比較的に一般的になってきたので、それほど説明は必要ないでしょうが、2。「現状をはるかに越えたゴール」に関しては意外かもしれません。
この理由は、生命(人)には現状を維持しようとするホメオスタシスのメカニズムがあり、ゴールを現状の中に設定してしまうと、“無意識”が「今のままでいいんだ」と思って、ゴール達成のために必要なことをしなくなってしまうからです。
(無意識=潜在意識だと思っていただいて結構です)
“意識”で一生懸命「目標実現に向けて頑張ろう!」と思っていても、“意識”よりも強いエネルギーを持つ“無意識”に「今のままでいいんだ」と思われてしまっては、目標実現のための行動はおぼつきません。
この状態を打開するためには、「現状をはるかに越えるゴールを描いてそれを鮮明にイメージする」ことで、“無意識”に「このままではまずい」と思わせる必要があります。
“無意識”が「このままではまずい」と思ってくれさえすれば、“意識”が多少のんびりしていても、駆り立てられるように目標実現への行動を始めたくなります。
ぜひ、現状をはるかに越えたゴールを描いて、徹底的にイメージしてみてください。
焦りが出てきて「やらなきゃ」「はじめなきゃ」と思えたなら、きっとうまく行っています。
今日も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。