コグニティブ・コーポレート・コーチングとは?認知科学で組織をコーチング
コーポレートコーチングとは
組織が成果をあげるためにコーチが組織のメンバーに対して働きかけるための考え方とその具体的な活動のことです。
通常コーチングは、科学的に裏付けられた理論を背景としており、ここでご説明するコーポレートコーチングはAI(人工知能)の基礎となっている認知科学を土台としたもので「コグニティブ・コーポレート・コーチング」と呼ばれています。
コグニティブ・コーポレート・コーチングは理論的にしっかりと確立されたものですが、実施するのが人間ですので、コーチの技量がコーチングの成果を左右する、という現実もあります。
組織の中にコーポレートコーチングを実施できるメンバーがいるのが最善ですが、これはなかなか難しく、外部のプロコーチがコーポレートコーチングを実施していき、そのノウハウを徐々に組織に移管していく形が現実的です。
<「コグニティブ・コーポレート・コーチング」とは>
コグニティブ・コーポレート・コーチングは、認知科学の最新の知見を応用して確立されているものです。
以下、それぞれの用語をご説明します。
・コグニティブ(Cognitive:認知)
ここでは、コグニティブサイエンス(認知科学)におけるコグニティブ(認知)を指しています。認知科学は「脳と心」の機能を研究する学問であり、現代の科学の基本パラダイムとなっています。
・コーポレート(Corporate)
組織。営利企業にとどまらず、公的組織、非営利組織、軍、スポーツチームなど、何らかの目的を持つ人達が集まっている組織を指しています。
・コーチング(Coaching )
「コーチ」とは「馬車」を語源としています。「馬車」は目的地に向かいたい人を乗せて、目的地まで連れて行く乗り物で、ここから転じて、「目的地に向かいたい人を目的地まで連れて行ってくれる人」のことをコーチと呼ぶようになりました。「コーチング」とは、コーチが行う活動を指し、ゴール設定とゴール達成の方法(「脳と心」の使い方)についての理論と技術を体系化したものです。
コグニティブ・コーポレート・コーチングは、ハイパフォーマンスやイノベーションを効果的に生み出すための「脳と心」の仕組みと使い方を習得するものです。
組織のパフォーマンスはそこに所属する個人のパフォーマンスによって決まりますが、そのパフォーマンスは「脳と心」の使い方によって決まります。コグニティブ・コーポレート・コーチングは、認知科学という「脳と心」の機能を研究する学問に基づいて「脳と心」の使い方を向上させることに主眼を置いています。
コグニティブ・コーポレート・コーチングは「PtoPエグゼクティブコーチング」と「コグニティブ・コーポレート・コーチング・プログラム(CCCP)」の2つの要素からなります。
以下、それぞれご説明します。
<PtoPエグゼクティブコーチングとは>
PtoPエグゼクティブコーチングは、経営者並びに経営幹部向けのコーチングプログラムです。
PtoPとはPerson to Personの略であり、PtoPエグゼクティブコーチングとは組織のエグゼクティブ一人一人に対して、一般社団法人コグニティブコーチング協会の認定を受けた「コーポレートコーチ」が一対一のコーチングセッションを行うプログラムとなります。
すでに組織で結果を出している幹部の方に対して、その方よりも高い視点でコーチングを実施するためにコーポレートコーチに求められる技術、知識、経験の水準は極めて高いものです。一般社団法人コグニティブコーチング協会は厳しい水準でコーポレートコーチの品質を管理しており、継続してPtoPエグゼクティブコーチングの品質を担保しています。
PtoPエグゼクティブコーチングによって実現できるのは、一言で言えば「業績の向上」です。
組織を牽引するトップや幹部、または将来の幹部候補がまずPtoPエグゼクティブコーチングを受けていただくことで、組織に長期的なゴールを設定し、そのゴールに向けて組織のメンバーをリードしていくことで、組織は業績向上のきっかけをつかみ、時を経るごとに成果が上がっていくようになります。
PtoPエグゼクティブコーチングの最大の特徴は、従来から存在する「経験」に基づいたコーチング手法とは全く異なり、「認知科学」のパラダイムによる理論体系を土台としたコーチングセッションである点です。
また、コノウェイ株式会社の代表であり、コーポレートコーチでもある久野和禎が豊富な経営経験を有している稀有なコーチである点も大きな特徴となっています。
<コグニティブ・コーポレート・コーチング・プログラムとは>
コグニティブ・コーポレート・コーチング・プログラム(Cognitive Corporate Coaching Program、以下CCCPといいます。)は、「コーポレートコーチング」について学び、実践するためのグループ向けプログラムです。
コグニティブ・コーポレート・コーチング・プログラム(CCCP)は、13のユニット(章)に分けられています。
プログラムの前半では、個人のマインド(脳と心)の仕組みと使い方について主に学んで頂き、プログラムの後半では、前半で学んだ知識を応用しながらハイパフォーマンスな組織を作るために必要なコーポレートコーチングの理論を学んで頂きます。
「どうすれば、組織の成果を飛躍的に高めることができるか?」
という難しい質問に対して、コグニティブ・コーポレート・コーチングはシンプルな一つの答えを用意しています。
最先端の認知科学の知見をベースに、豊富なビジネス実践、経験を元に作り上げた結果、たどり着いたその一つの重要な原則について、プログラムの中では詳しくご説明します。
ご利用の流れ
「コグニティブ・コーポレート・コーチング」は組織のトップ層に対するPtoP(パーソン・トゥー・パーソン)のコーチングと中間管理職以下に対するグループコーチングの2つで構成されています。
・グループでの講義は「コグニティブ・コーポレート・コーチング・プログラム(CCCP)」という名称で、
・全13ユニットから構成され、コーチングの基本からコーポレートコーチングの応用までを一気に習得できるようになっています。
・苫米地英人による動画講義(各ユニット10分間程度合計約2時間)を含んでいます。
・久野和禎及び認定コーポレートコーチによるライブ講義によって進められます
・PtoPのコーチングでは、コーチングの基本を押さえつつ、組織向けの内容に大きく踏み込みながら進めます。
・プログラム構成
ユニット1:エフィカシー
ユニット2:スコトマとRAS
ユニット3:コンフォートゾーン
ユニット4:セルフトークとは
ユニット5:ゴール設定
ユニット6:未来思考
ユニット7:クリエイティビティとIQと抽象度
ユニット8:組織のゴール設定
ユニット9:ゴールの再設定
ユニット10:コーポレートトーク
ユニット11:エンドステート
ユニット12:デタッチメントユニットのマインドセット
ユニット13:コレクティブエフィカシー
・価格については、組織の規模、受講される人数によって異なりますので、個別にお見積りをさせていただきます。