Key question
よく、「いい質問をすることが大事」と言います。
全く同感です。
脳は、一度投げかけられた質問に対して答えを探し続ける性質を持っています。
パソコンに何かの処理をさせようとしたら、なんとかしようとして「ジジ、ジー」と音を立てながら考え込んでいるのを見たことがあると思います。
それと同じで、他のことをしていても脳は基本的にバックグラウンドで答えを探し続けていると言います。
ですので、その性質を最大限に活用するためには「自分に対していい質問をなげかける」必要があります。
もちろん、誰かを育てようと思ったら、その人にいい質問を投げかければいいのです。
逆に、ダメな質問を投げかけると答えを探し続けて路頭に迷う事になるでしょう。
「どうして自分はダメなんだろう」などと質問してみたなら、永遠にその答えを探し続けることになるでしょう。
考えたただけで恐ろしいですよね。
しかも、その答えは決して出ません。
なぜなら、「自分はダメではないから」です。
答えは出ないけれど、答えを探し続ける。
そんな困ったことになります。
さて、ではどんな質問を自分に投げかけたらいいのでしょう。
単純です。
「私はどうしたらもっと○○になれるだろう」と問いかけてみてください。
もちろん○○の中は自分のゴールです。
脳が答えを探し続けてくれるので、気がつかないうちにゴールに近づいて行きます。
その際、ぜひ「もっと」を忘れないで下さい。
「もっと」という言葉がつくと、現在すでにそうだけど更に、という意味になりますので、脳がコンフォートゾーンを守ろうとしてゴールに抵抗する、という心配がなくなります。
例えば、「私はどうすればもっと英語が得意になれるだろう」と質問すれば、自分はすでに英語が得意だけど、さらに得意になる、ということになり、ホメオスタシス・フィードバックが回避できるのです。
つまり、ゴールの実現を自分自身で避けようとする力が弱まります。
私自身もこの質問を開発して自分で活用するようになって色々な成果をあげることができました。
簡単なことですが、やってみると人生が劇的に変わります。