痛みだって怖くない

痛みだって怖くない

現実は一つしか選ばられないと言います。
例えば、「痛い」という現実と「痛くない」という現実は同時には感じることはできません。

痛いのが怖いという話を聞きますが、気持ちは分からないでもないですが、実は痛みは消すことができます。
なぜなら、「痛いという現実」を違う現実で書き換えてしまえばいいからです。
子供の頃転んでひざをすりむいて「痛いよー」と泣いていたけれど、周りの大人に「おー、よしよし、アメをあげるから頑張ろうね」と言われてすぐに泣き止んでアメをなめ始めるのもそのような例です。

大人になったら、その仕組みは経験があるはずなので、痛い(はず)の時に違うことを考えるようになります。
私は気功をけっこう練習していますので、そんなことを考えていて、ちょっと実験しようと思って今日は歯医者の治療で麻酔をしないで治療を受けてみました(気功は自己催眠にも役に立つのです)。

実際に削るわけですが「痛い」という現実を書き換えて、違う現実の臨場感を徹底的に高めてみれば意外と平気でした。
もっとも治療が終わったらその自己催眠も解けて痛くなり始めましたが。

世の中で起きることは幻のようなものなので、いちいち深く気にすることはありませんが、痛みも含めてどうしても気になる時には違う現実への臨場感を高めて、気になることを無効にしてしまうという方法があると知っておくとけっこう気楽になります。
皆さんもいろいろな経験を通して、なんとなくでもご存知だと思いますが。