ゴールドビジョンとは?思い描いた未来を現実にする目標実現メソッド
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ゴールドビジョンとは?思い描いた未来を現実にする目標実現メソッド
ゴールドビジョンとは、自分でつくり出す、すでに叶ったかのように感じられるほど鮮明な未来像のことです。
「GOLD(金のように価値あるもの)」と、私の造語である「GOALED(すでにゴールを達成し、実現済みであること)」を掛け合わせた言葉です。
単なる夢や願望ではありません。
「いつかそうなったらいいな」と遠くから眺める未来ではなく、すでにその未来が実現しているかのように、脳と心がリアルに感じられる未来像です。
ゴールドビジョンは、現状の延長で目標を決めるのではなく、現状の外にある本当に実現したい未来を先に描き、その未来の臨場感を高めることで、思考と行動を変えていく目標実現メソッドです。
なぜ、思い描いた未来が現実になるのか
多くの人は、目標を決めるときに、今の自分を基準にします。
今の能力なら何ができるか。
今の収入ならどこまで行けるか。
今の人脈なら何が可能か。
今の仕事の延長で、どんな未来がありそうか。
このように考えると、目標は現状の内側に収まりやすくなります。
しかし、本当に人生や仕事を変えるゴールは、現状の外にあります。
今の自分ではやり方がすぐには分からない。
けれど、心から実現したい。
その未来を考えると、脳と心が動き出す。
それがゴールドビジョンです。
脳は、自分にとって重要だと判断した情報を自然に拾い始めます。未来の臨場感が高まると、それまで見えていなかった情報、出会い、アイディア、行動の選択肢が見え始めます。
努力で無理やり未来を変えるのではなく、認知が変わることで行動が変わり、行動が変わることで現実が変わっていきます。
ゴールドビジョンは「努力」ではなく「認知」のメソッド
目標達成というと、多くの人は努力、根性、計画、反省を思い浮かべます。
もちろん、行動は必要です。何もしなくて未来が変わるわけではありません。
しかし、ゴールドビジョンで大切なのは、まず認知を変えることです。
人は、自分がリアルに感じている世界に向かって行動します。
「自分には無理だ」と感じていれば、無理な理由を探します。
「すでにできている未来」がリアルに感じられれば、その未来に必要な行動、情報、人との出会いに自然と意識が向きます。
ゴールドビジョンは、脳と心の使い方を変えることで、未来に向かう力を引き出します。
良いゴールの3つの軸
ゴールドビジョンでは、良いゴールには3つの軸があると考えます。
1. 現状の外にあること
良いゴールは、現状の外にあります。
今の延長で簡単にやり方が思いつくものは、まだ現状の内側です。
現状の外にあるゴールとは、今の自分から見ると少し大きすぎるように感じるものです。すぐに方法が分からないからこそ、脳が新しい情報を探し始めます。
2. 心から望む want-to であること
良いゴールは、have-toではなくwant-toです。
「やらなければならない」
「周りに期待されている」
「これを目指すべきだ」
という目標では、心の奥から力は湧きにくくなります。
本当に大切なのは、自分が心から望んでいることです。
「本当はどうしたいのか」
この問いに正直になることが、ゴールドビジョンの出発点です。
3. 人生の各方面に複数あること
良いゴールは、一つだけではありません。
仕事だけ、収入だけ、地位だけに偏ると、人生全体のバランスが崩れやすくなります。
ゴールドビジョンでは、人生の各方面にゴールを設定します。
- 仕事
- 家族
- 友人
- 健康
- お金
- 趣味
- 学び
- 社会貢献
このように複数の領域にゴールを持つことで、人生全体が豊かに動き始めます。
これを考えるために使うのが、バランスホイールです。
バランスホイールで未来を立体的に描く
バランスホイールとは、人生の各方面にゴールを設定するための考え方です。
仕事のゴールとお金のゴールは違います。
家族のゴールと健康のゴールも違います。
学びのゴールと社会貢献のゴールも違います。
それぞれの領域に、現状の外のゴールを置いていきます。
すると、自分が本当に実現したい未来が、平面的ではなく立体的に見えてきます。
一つの目標だけに依存するのではなく、人生全体にゴールドビジョンを持つことが大切です。
ゴールドビジョンを実現する3つの力
ゴールドビジョンでは、未来を現実にしていくために、3つの力を重視します。
- 未来を視る力
- 自分を信じる力
- 人を巻き込み動かす力
1. 未来を視る力
未来を視る力とは、すでに叶ったかのように感じられるほど鮮明な未来像を持つ力です。
ただ頭で考えるだけではありません。
その未来にいる自分は、どんな景色を見ているのか。
どんな人と一緒にいるのか。
どんな会話をしているのか。
どんな感情を味わっているのか。
五感を使って、ゴールの世界を内側から体感します。
この未来の臨場感が高まるほど、脳はその未来を実現するための情報を拾いやすくなります。
2. 自分を信じる力
自分を信じる力とは、エフィカシーのことです。
エフィカシーとは、「自分はゴールを達成できる」という自己評価です。
これは過去の実績に基づく自己肯定感とは違います。
まだ達成していない未来に対して、
「自分にはできる」
と感じられる力です。
エフィカシーを下げる代表的なものに、3つのモノサシがあります。
- お金
- 時間
- 他人
「お金がないからできない」
「時間がないからできない」
「人にどう思われるかが気になる」
こうしたモノサシに縛られると、ゴールは小さくなります。
ゴールドビジョンでは、根拠のない自信を大切にします。理由は「そう思うから」でよいのです。
3. 人を巻き込み動かす力
ゴールドビジョンは、一人で完結するものではありません。
未来の臨場感が高まり、自分を信じる力が高まると、その未来に共感する人が現れます。
人と出会い、つながり、信頼され、推薦され、伝え、育てる。
こうした小さな力の積み重ねが、人を巻き込み動かす力になります。
大きなゴールほど、一人では実現できません。だからこそ、ゴールドビジョンには人を巻き込み動かす力が必要です。
また、組織の中で未来志向の対話を実践する方法として、フィードフォワード型1on1も有効です。
フィードフォワードとの関係
フィードフォワードは、ゴールドビジョンを実践するための方法です。
ゴールドビジョンが「どんな未来を実現するのか」を描くものだとすれば、フィードフォワードは、その未来に向かって人の意識を動かすための関わり方です。
過去を反省し続けるのではなく、
「これからどうしたいのか」
「どんな未来を実現したいのか」
「そのために、次に何をするのか」
と問いかける。
これが、フィードフォワードです。
ゴールドビジョンを持ち、フィードフォワードで未来に向かう。
さらに、その未来に向かって行動を継続するための考え方がフィードフォワード・アクション(FFA)です。
この組み合わせによって、思い描いた未来は現実に近づいていきます。
CEOコーチングとの関係
CEOコーチングは、ゴールドビジョンを経営に応用するものです。
経営者が現状の延長ではない未来を描き、その未来の臨場感を高め、組織全体のコンフォートゾーンを上げていく。
経営者のゴールドビジョンが変わると、会社の未来も変わります。
経営者のエフィカシーが高まると、社員のエフィカシーにも影響します。
経営者が人を巻き込み動かす力を発揮すると、組織はより大きな未来へ向かいやすくなります。
その意味で、CEOコーチングはゴールドビジョンの経営実践です。
書籍『ゴールドビジョン』について
書籍『ゴールドビジョン』では、脳の上手な使い方を学び、良いゴールを設定することで、思い描いた未来を現実にしていく方法を詳しく解説しています。
扱っているテーマには、次のようなものがあります。
- 脳は現状維持を好む
- なぜ「欲しい」と思うほど手に入りにくくなるのか
- 未来の記憶がゴールになる
- 自信に根拠はいらない
- 他人のモノサシを外す
- バランスホイールで人生の各方面にゴールを持つ
- 人を巻き込み動かす力を育てる
ゴールドビジョンは、単なる目標設定の方法ではありません。
脳と心の使い方を変え、現状の外にある未来を実現していくための体系です。
まとめ
ゴールドビジョンとは、自分でつくり出す、すでに叶ったかのように感じられるほど鮮明な未来像のことです。
現状の外に、心から望むゴールを置く。
その未来の臨場感を高める。
自分を信じる力を育てる。
人を巻き込み動かす。
この流れによって、思い描いた未来は現実に近づいていきます。
努力だけで未来を変えるのではなく、認知を変えることで行動が変わり、行動が変わることで現実が変わる。
それが、ゴールドビジョンです。




