まもなく発刊
1.『ゴールドビジョン』英語版、間もなくリリース
『ゴールドビジョン』の英語版の仕上げの段階に入っています。
この本は年内には発刊されますので、お待たせしている方もぜひ楽しみにお待ちください。
仕上げの作業の大半はアメリカの出版社の方にお願いしていますが、もちろん僕自身の作業もいくつかあります。
その一つとして、今日エピローグを書き上げたのですが、自分で文章を書きながら思うことがありました。
エピローグそのものはここには掲載できませんが、今、感じていることをここで綴らせて頂こうと思います。
2.世界は大きく変わった、そしてさらに変わっていく
日本語版の『ゴールドビジョン』は2016年に発刊されました。
そこからの6年間で世界は非常に大きく変わりました。
2016年当時は、ときおりの波はあるものの、世界的にも国内的にも経済は堅調でこれからはもっと良くなっていくだろうという期待に満ちた時期でした。2020年に東京オリンピックが開催されることが決まっていて、様々な投資案件があふれていました。明るい未来が見えていたのです。
ところが、ご存じの通り新型コロナウイルスの感染拡大によって状況は一変します。
経済も、人々の心も停滞し、未来への希望が失われました。
これに加えて、戦争、政治的独裁、各地での政治的・社会的分断、超大国間の争い、テクノロジーの著しい進展などが相互に関連し合いながら、資源不足や人手不足、物価高騰を伴う世界経済の不安定化につながっています。
そしてその結果、持てる者と持たざる者、強者と弱者の差はますます広がっています。
大局的に捉えると誰にとってもこの状況は望ましくないはずですが、一人一人の立場に立つと、まずは自分と自分の家族のことで精一杯だという現実があります。
3.厳しい現実、だが希望はある
そこに来て、急激な円安です。
「日本ってダメなのかな?」
そう思ってしまった方も少なくないと思います。
特にマスメディアはこういう時に、「だからダメなんだ」となぜか自分の国を叩きます。
それを見聞きしていると、本当にダメなのかも、と思うようになります。
たしかに何とかしないといけないとは思います。
ですが、やりようはあるはず。
日本人が得意なカイゼンを生かして出遅れている技術をキャッチアップしていけば、挽回の機会はあります。
自信を失わずに進みたいものです。
4.未来を視る
どのように取り組むにしても、大事なのは未来に目を向けることです。
過ぎさった過去に目を向けるのはやめて、これからどんな未来を作りたいかに意識を集中して、一つずつ取り組みます。未来のことを考えている過程で過去の振り返りをするのは問題ありませんが、過去そのものに意識を向けるのは避ける必要があります。
未来に目を向ける方法として圧倒的に効果的なのが「フィードフォワード」です。
目の前の人に「これからどうしたいですか?」と聞くだけのシンプルな技術ですので、誰でもすぐに使い始めることができます。
私たちのゴールはこのフィードフォワードを世界中に広げることです。
特に、世界中の子どもたちに無償で届けたいと思っていて、全ての活動はそのために行っています。
大人たちもフィードフォワードをしっかり身につけることができれば、不安な世の中でも希望を持って進んでいくことができます。
フィードフォワードそのものについての説明は書籍やオーディオブックに譲るとして、ここでは過去に目を向けることのマイナスをお伝えしたいと思います。
人間の脳は、情報を電気信号の形で伝達するようです。
そして、同じような情報が繰り返し流れると、その部分が太くなって、より同じような情報が流れやすくなります。
過去の情報が多く流れれば、ますます過去のことを考えるのが得意になり、未来のことを考える時間が長ければ、ごく自然に未来に注目するようになります。
どちらに転ぶかによって非常に運命は大きく変わってきます。
ですから、未来が大事だと思うのです。
皆さんに、なぜフィードフォワードが重要なのかを上手にお伝えしたいと思っています。
フィードフォワード伝承の総本山はオンラインサロン「ひさのハウス」です。
現在も新しい第7期のサロンメンバーを募集していますので興味がある方はご覧下さい。