久野つれづれノート
発音コンプレックスからの解放
映画「インセプション」をDVDを借りてきて観ました。
昨年、映画館で見たのですがとても面白かったので改めて観ました。
この映画のテーマは私が普段から研究している夢と潜在意識ですので当然学ぶところが多く、新しい発見がたくさんあるのですが、今日は英語という観点でお話しさせて頂きます。
ここでお話しするのは渡辺謙さんの英語です。
彼の英語の発音はまさにジャパニーズイングリッシュです。
そしてそれがとてもカッコいいです。
私は、本当のインテリは母国語のなまりでしっかりした英語を話すと思っています。
たまたま帰国子女でネイティブ並みの発音で話せる方がいますが、それはそれで素晴らしい一方で、実はネイティブの人には、母国語のなまりでしっかり話ができる人の方が評価が高いのです。
私の以前の上司もそうでした。
発音は強いジャパニーズアクセントでしたが、しっかりとした英語を話すので西洋人の尊敬を集めていました。
もちろん、話す内容が素晴らしかった、ということも前提になっています。
考えてみればそれは当然です、
本当のインテリは、しっかり学習して英語を身につけているのですから、たまたま英語圏で育ったから英語が使えるというよりも立派だとも言えます。
アメリカの英語の発音の真似をする必要はないのです。
発音の練習を一生懸命する必要はなく、そういう時間があれば英語脳を育てて英語で考えられるように工夫する方がはるかにいいと思います。
ぜひ、アメリカ、イギリス、オーストラリアなど以外の、英語ネイティブではない国の人が英語を聞く機会があるときには聴き耳を立ててみて下さい。
みんな自信を持って母国語なまりの英語で話をしています。
中学生の時に刷り込まれてしまった発音コンプレックスを捨ててしまいましょう!