まだまだ先は長いんですね

まだまだ先は長いんですね

どんなきっかけでどんな経験ができるかはわからないものです。
今日は思いがけず新しい発見がてきた一日でした。

きっかけは、赤レンガ倉庫に入っている有名なお店のパンケーキを食べに行こうということで、みなとみらいに出かけたところ、なんと3時間待ちと言われたところから始まります。

せっかくここまで来たのにやめるのもつまらないし、ということでお店に名前を残して近辺をブラブラしているところ、周りを歩いている子供連れの方が、真空パック(らしき)カップヌードルの容器をぶら下げて歩いているのです。

「あれは何?」と妻に聞くと「近くにカップヌードルミュージアムというのがあるみたい」という返事でした。
なにせ3時間もありますから「行ってみる?」ということになり、入ってみたのです。

カップヌードルミュージアム

このミュージアムは日清食品の創業者、安藤百福さんがどのようにしてインスタントラーメン、カップラーメンを開発して世の中に広めたかを、クリエイティブなデザインと展示方法で表現してある建物でした。

中には、カップラーメンの歴史が映像やオブジェで表現され、それがどのようにして開発され、普及することになったのかが展示されていました。
最初に百福さんが発明した製法がどのようにして業界の標準になり、現在のような世界的なインスタントラーメン製品・市場をつくりあげたかまでが丁寧に表現されていて、とても興味深かったのです。

何より驚くのが、百福さんがインスタントラーメン(チキンラーメン)を発明したのは48歳だったということです。
チキンラーメンの大ヒットののちにカップヌードルが発売されたのが百福さんが61歳の時、さらには90歳を過ぎて宇宙食としてのヌードルの開発の陣頭指揮を取り、95歳のときについに完成して、その製品は実際に宇宙飛行士の食事として提供されたのです。

百福さんの人生は、間違いなく遅咲きと言っていい大成ですが、48歳でチキンラーメンを発明した後に48年間日清のトップとして活躍し、亡くなる前日まで仕事をしていたそうですから、大変な活力に驚くとともに、何事も遅すぎるということはないのだな、と心から感じ入りました。

これからの人生もけっこう長いんだな、と初めて思った瞬間でした。
そして自分も頑張ろう!とも思いました。

※3時間待って食べたパンケーキは、けっこうおいしかったのですが、今日のメイントピックはやっぱり安藤百福さんでした。お店の名前はbills