脳の手抜きを実体験

脳の手抜きを実体験

脳は過去に見たものを利用して、現在見たような気にさせるということは十分にわかっていましたが、今日決定的な体験をしてこの事実をより深く理解できました。
出来事自体はよくあることなのですが、脳の働き方を日々徹底的に学んでいる最近の私にとっては痛烈な経験でした。

話は簡単。今朝、妻が髪を切り、カラーをしました。
その結果、半日ほどの間、目の前に妻がいても見つけることが出来ませんでした。
これまで20年弱ロングヘアで、その期間の95%以上は黒髪だったので、妻の姿が網膜に写っていても脳が認識出来ませんでした。
話しかけられて初めて、「おお、そこにいたのか!」という状態でした。

単に見慣れないというレベルではなく、本当に見えなかったのです.
そして面白いのは、話しかけられて「おお、そこにいたのか」と気がついた後で思い出すと、確かに自分の目から見える景色上に、何かが存在しているのは認識していたようです。

また、バーゲンでごった返すお店の中で子どもを抱きながら、「どこに行ったのだろう?」と探していても、全く見えません。
かなり近くにいても、見えないのです。

これが脳の働きか、と感心しました。

脳は普段手抜きをしていて、過去に見たものを利用して、あたかも今も見ているかのような錯覚をさせてエネルギーの消費をセーブしているそうです。
そして、過去に見たことがないヘアスタイルなので、それを妻と認識できなかったのです。

貴重な体験でした。

もちろんこのことを知っていると、自分のゴール実現のために何をすればいいかが分かるのですが、それは長くなりますので次の機会に。