実はゴルフの話をしている
私がエグゼクティブ・コーチングを得意としていることもあって、クライアントさんの中にはゴルフをされる方が大勢いらっしゃいます。
そのため、セッションの中でゴルフの話になることはけっこうあります。
実はゴルフはスポーツの中でも最も早くコーチングの効果が出る競技です。
おそらく、考える時間がたっぷりあり、セルフトークをする時間がたくさんあるため、少し脳の使い方を学ぶだけで改善しやすいのだと思います。
一方、ガンガン体を動かすスポーツでは動作がしっかりと無意識のものになっている必要があるため、脳の使い方を学んで改善するのにゴルフよりは時間がかかるのだと思います(とは言え、セッション一回でもどんなスポーツでもかなりの成果は出ますが)。
セッションの中でゴルフの話になる場合、話題の中心はセルフトークとビジュアライゼーションになります。
ラウンド中にどんな言葉を自分に話しかけているか、そしてどんなイメージトレーニングをしてショットに臨むか、などについて話し合います。
私自身もゴルフの経験がありますので、臨場感を持って具体的なコーチングを行うことが可能です。
クライアントさんも、私もゴルフを通して脳の使い方を学ぶ、という共通のゴールを持って話し合います。
具体的にどのようにティーショットに臨むか、林やバンカーに入った場合にどう対応するか、パットはどう考えてどのようなセルフトークをするか、などかなり具体的に話をします。
そこまでやったうえでラウンドに臨んで頂くと、クライアントさんはたいてい大きな学びを得ることができます。
必ずしも期待通りの成績とは限りませんが、しかし、脳の使い方について重要な経験をすることができます。
そして、その学びは仕事や他の生活に生かされていきます。
このように、ゴルフに限らず趣味についてじっくりと話をすることで他の分野でのパフォーマンスを高めることができます。
私たちのコーチングでは複数のゴールを持って、そのどれも大事にしながら日々を送ることを推奨しますが、どのゴールを通して脳の使い方を学んでも、他の分野で応用することが可能です。
意外かもしれませんが、社長とのコーチングセッションでゴルフの話をしていることは多く、実はその効果も極めて高いのです。