力を持った結果

力を持った結果

引き続きオサマ・ビン・ラディンの死とその作戦についてのニュースがアメリカを席巻しています。
2001年9月11日にあれだけのテロを起こされたのですから、国民の怒りの気持ちも十分に理解できます。

しかし、ビン・ラディン氏がアラブの人々の一定の支持を集めていた背景にも目をこらさないといけません。
ビン・ラディン氏は、アメリカや西洋先進諸国の傲慢さとエゴに対して強く反発し、戦いを挑み続けたのです。
手法は間違っていたことは疑いがありませんが、この点においてアラブの人の共感を得ていました。

アメリカに限らず、なぜか人間は力を持つと傲慢になります。
古くはローマ帝国から、中世のスペイン、その後のフランスやイギリス、アジアであれば中国の諸王朝、そして日本の各幕府、みな傲慢になって滅んでいます。

アメリカの傲慢さはアラブ人でなくても感じるものだと思います。
一人一人のアメリカ人は気がいい人達なのですが、国として集まったときに難しくなってしまいます。

まだまだ報復のテロが起きる可能性は高いですが、実はアメリカがもう少しエゴを減らして謙虚な姿勢になれば情勢はだいぶよくなると思うですが。

今日も最後まで読んで頂きましてありがとうございます。