英借文
英語の文章を書くのはなかなか難しいと思います。
日本語だって自分が納得いく文章を書くのは苦労します。
それでも書くためにはどうすればいいか。
それにはGoogle元日本代表の村上さんが村上式シンプル英語勉強法―使える英語を、本気で身につけるの中で提唱する「英借文」がとても効果的だと思います。
「英借文」というのは、「これは使える!」と思った英文を片っ端からコピーしてエクセルやワードのファイルに保存しておいて、自分の文章の中でそのまま貼り付けて使ってしまう、という方法です。
ネイティブでない私たちが英文を作ることは至難の技なので、作ることはひとまず諦めて使いやすい文章を「借用」してしまおう、という考え方です。
そんな横着をするなんてプライドが許さない、と思う方もいるかもしれませんが、私もこの方法が一番効果的だと思います。
話す言葉を覚えるのも、聞いた表現を真似することから入りますので、書く場合も同じだと思うのです。
文明の利器のおかげでコピペで済んでしまうので、自ら手を動かしてノートに写すのに比べると学習効果は落ちますが、それでもコピペした文章は自分でも読み返しますので十分な効果があると思います。
事実、私も初めて外資系の会社に入って英文のメールを書かないといけないときに、ずいぶん人の文章をコピペして利用したものです。
何度かその文章を使っていれば、自分でも書けるようになるし、多少のアレンジもできるようになるものです。
唯一気を付けるべきなのは、日本人が書いた英文を借用するのではなく、可能な限りネイティブや西洋人が書いた文章を借用するべきだということです。
英語脳で書かれた文章を借りることが重要です。
「英借文」というファイルかフォルダを作って、その中に使いやすい英文を貯めていってはいかがですか?