「三日坊主」のからくりと対処法
1.続かない
やると自分で決めたのに、
なぜかやる気が出ない。
そんなことがありますか?
決めたんだからやればいいのに、
腰が重たい。
思えば最初のうちは勢いよく
始めたけれど、しばらくしたら失速。
あれ?あの頃の勢いは?
一体どこに行ったんだろう。
いつの間にかやらなくなって、
気が付いたら始めたことすら
忘れていた。
これを何度も繰り返してきたので、
何かを始める時点ですでに
「今回も続かないかなー」と
ちょっと思っている自分がいる。
なんか、悲しい。
2.続かないのには理由がある
実は、私たち(人間)は、
慣れ親しんだ状態を
維持するようにできています。
これを現状維持バイアスと
言ったりします。
僕はそれを「コンフォートゾーン」
と呼んでいます。
コンフォートゾーン=慣れ親しんだ状態
です。
人間は、慣れ親しんだ状態を
維持するようにできているようです。
だから、何かを始めようと決めたのに
元気よく始めたのに、
気がつくと元の状態に戻っている、
そんなことがあります。
そんなわけですから、
続けられないのは
実はごく自然なことです。
自分がだらしないからではないんです。
3.どうしたら続けられるか
繰り返しますが、最初に
知っておきたいのは、
続かないのはごく自然なこと
だということ。
だから、続かなくても
自信を失う必要はありません。
では、どんな時には続けられるのでしょう。
ここで、つい、
「どんな人は続けられるんだろう」
と考えるかもしれません。
でも、これは不毛です。
他の人はどうかは少しも関係ないからです。
自分ができればいいんです。
さて、話を戻しますが、
「どんな時に」続けられるのでしょうか。
実は、これは簡単なことです。
自らやりたいと思うことは続けられます。
誰かに止められても続けます。
それを維持するために、
「続けた後の自分」と
「その時の自分の周囲の状況」を
思い浮かべます。
将来の姿を想像するのです。
そうすると、脳は、不思議なことに
その想像をけっこう信じてくれます。
そして、その未来を実現させるのを
手伝ってくれます。
脳にいいイメージを体験させて、
今の現実ではなく、そちらのイメージが
本当なんだと脳に思わせることができれば、
割と簡単に信じてくれて、
イメージ通りの現実を作るために
全力で協力してくれるんです。
続けるためにこれが必要なんです。
4.イメージが重要
新しい習慣をすでに
自分のものにしている。
そんなイメージを、自分の脳に
持たせることがカギとなります。
新しいことを始めたら、
決意を固くする前に、
その活動がすでに生活の一部に
なっている状態を想像します。
地味ですが、これが三日坊主に
ならないための、
最初の一歩となる重要な姿勢です。
「途中でやめてしまうことなんて
想像できない」
そういう状態なら、確実に続けられると思います。
いかがでしょうか。
「三日坊主にならない方法」
参考になりましたら嬉しいです。