本心からの「ゴール」

本心からの「ゴール」

それまでモチベーションを持って取り組んでいたのに、ふとしたきっかけでその勢いが消えてしまうことがあります。
最初はちょっとしたきっかけで1日か2日休んだだけなのですが、それが5日になり、10日になり、そして再開するのがとても億劫になります。
英語学習でもよくあることかもしれません。

一方で、常に目標を意識して取り組んでいるので少しも飽きることなくどんどんモチベーションが上がっていくこともあります。
そういう時は疲れすらあまり感じないものです。

この差はどこから生じるのでしょう。

実はもうすでに書いてしまいましたが、「目標」があるか、そしてその「目標」が明確かどうかが分かれ道になります。
活動するエネルギーは「目標」言い換えると「ゴール」の明確さによって生じるのだといって過言はありません。
もちろんこの話は今の時代は多くの人が知っていることかもしれません。
ですが、本当の意味で「ゴール」の重要性を理解している人はどれくらいいるでしょうか。
意外と多くないかもしれません。

私たちの定義では、本心からやりたいことを「ゴール」と言いますが、残念ながら本心ではやりたくないことを自分のゴールだと思い込んで日々努力を重ねている人もいるようです。
本人も気がつかないで、イヤなことを頑張っているのです。
とても苦しいことだと思います。

最近は自己啓発の本やセミナーも多くなってきていて、普通の新聞やファッション誌などでも、ごく普通に自分を高めることの重要性とそのためにゴールを持つことが大事だと語られています。
私はこの傾向はいいことだと思います。
もちろんゴールの重要性が理解されることはとてもいいことです。

ただ、その本当の意味がきちんと伝わっているのだろうか、と危惧することがあります。

実は多くの人が子供の頃から見聞きしたことによって「こういう風になれば幸せになれる」と信じ込んできたことがあって、必ずしも本心からは望んでいないゴールに向かって頑張っているという

ケースがかなりあるのです。

そういう罠にはまらないために、まずは本心からの「ゴール」を見つけるための旅を始めることをお勧めします。
英語で言えば”Start the journey to find your own goal.”と言う感じです。

旅というと大げさですが、別にインドにいく必要はありません。
自分自身に「私の本心からのゴールはなんだろう」と問うてみればいいだけです。
それを毎日繰り返せばいいだけです。
「本心からの」です。

もちろん年齢は関係ありません。
いくつになっても「ゴール」を持って生きることは日々を充実させてくれるし、新しいチャレンジをもたらしてくれます。

もし自分の本心からの「ゴール」の中に「英語を自在に使えている自分」が入っていれば、多少のブランクがあったって苦もなく学習を再開できます。
もし入っていなければ?
きっと無理やり英語を学習していたのでしょう。
続けるかどうか考えたほうがいいかもしれません。

ただ、21世紀を生きる上で英語は必須のツールですので、未来の自分が英語を自在に使いこなしているというイメージを追加したほうがいいと、私は思います。
逆に、もし本当に英語がなくても生きて行けるのであれば、英語学習に使う時間を他のことに使ったほうがはるかにいいでしょう。
あくまでも、未来の自分が先にあって、そのために必要なことをすればいいだけなのです。

いつも読んで下さってありがとうございます。