久野つれづれノート
“Nice to have” vs. “Must have”
最近、私の職場で話題なのは、「それは”Nice to have”なのか、”Must have”なのか」という議論です。
文字通り”Nice to have”=あったらいいね、で”Must have”=なくてはならない、ですが、ビジネスの現場ではその差は非常に大きいです。
会社の目標は利益を上げることです(会社の定義上そうなります)ので、”Nice to have”には一切投資をしなくていいことになります。
ところが、人はどうしても快適さを求めるので”Nice to have”を”Must have”と取り違えます。
ある会社はITにお金をあまり使わなくて、社内システムがわりとしょっちゅうダウンします。
社員はいつも困っていて不満だらけですが、一歩下がると、ほとんどダウンしないITインフラを作ると、社員は快適でしょうが、かかるお金と比べると成果は大きくないかもしれません。
つまり”Nice to have”かもしれないのです。
世の中には”Nice to have”への投資がたくさんあります。
ビジネスという観点では無駄がけっこう多いということです。
線引きには価値観も加わってくると思いますが、ご自身の身の周りのビジネス環境を見てみると意外な発見があるかもしれませんよ。
もちろん、プライベートの生活は別です。
プライベートは利益を上げることが目的ではないので、”Nice to have”に囲まれて生きて何の問題もありません。