マイナスを逆手に取ってプラスに変える

ゴールドビジョン

Kazuyoshi Hisano　 2017年1月21日

私は、1歳から6歳までアメリカのサンフランシスコ近辺で過ごし、その後に横浜に7年間住みました。
アメリカに行ったのは父の仕事の都合です。

おかげで頭の中は今でも6～7割はアメリカ的思考で占められていて、日本の考え方は大人になる過程で努力して身につけたものです。
35年以上経っていますが、まだ日本的な考え方がよく分からないので困ったものです。
また、もっと困っているのは、6～7割を占めているアメリカ的な方は35年前で止まったまんまでアップデートされていないので、間違いなく今は通用しないはずだということです。

その結果、私の脳の中には確実に依拠できる、特定の価値観が存在しないことになっています。

とても生きづらい毎日なのは間違いありません。

ですが、これが「プロコーチ」という仕事にはとても向いています。
「プロコーチ」はクライアントを100％支援するもので、しかも一度関わったら一生サポートします。
クライアントのゴールは様々ですが、全てに協力するのが基本です。
もちろん、自分の興味は関係ありません。

半端なハイブリッドであるため、私は自分の中にこだわりのある価値観を持っておらず、全ての価値観を受け入れることができます。
ちょっと特殊かもしれませんが、この点が役に立っています。

半端なハイブリッドであることは、けっこう不便で、あまりうれしくはないものですが、こんな弱点を自分の強みとして生かすことができるのです。
自分の例で恐縮ですが、参考になるかと思いまして、書かせて頂きました。