卒業したら起業する？

久野つれづれノート

Kazuyoshi Hisano　 2014年11月25日

何度か書いてきましたが、MBAを取得すると一定割合の人がいずれ起業するものだと思い込んでいたので、自分もその一員となって起業しないと、と思い込んでいる面がありました。
よく考えるとそれはアメリカの話で、しかも西海岸など一部のエリアなのかもしれないのですが、どうも違うようだとわかってきたのは最近のことです。

知る限り同期で一人だけ卒業後に起業した仲間がいますが、他の方は転職でキャリアアップする場合が多いようです。

私の場合、今のところ中間形態のような感じで、転職先がベンチャーでそこの共同経営者になったので、いくらか起業っぽさがあるキャリアチェンジでしょうか。
ですが、本当は今のHRプロに入る直前までは、コーチングで会社をつくろうと思っていたのを、社長の寺澤さんにものすごく説得されたので気がついたらHRプロに入ることになってしまったというのも事実ですので、ある意味起業目前でした。
また、時間が少ないので今はやめていますが、HRプロでの仕事とは別に1つ会社を立ち上げようとも思っています。

筑波のMBAは起業向きか？と聞かれると回答に迷うのですが、アントレプレナーシップの授業が多くないとか、実務家の先生よりも学術肌の先生が多めだ、というような理由で、「起業家向きではない」とは言い切れないと思っています。
ただ、周りに起業家がいるといないとでは大きく違うので、そういった環境面、クラスメートの属性という意味では確かに不利かもしれません。
ですが、もちろん筑波でMBAを取得して起業するのも可能ですし、成功するのも可能です。

私は、起業はエキサイティングだと思うのですが・・・
仮に思い通りに行かなかった場合に、確かに日本では敗者復活が難しめなのかもしれません。

そこを乗り越えてチャレンジする方が一人でも多くなるといいと思っています。
もちろん、転職でキャリアを飛躍させるのも価値のある方法でしょう。