久野つれづれノート
目標設定は高くするのが大切!脳のメカニズムから考えるその理由とは
ゴールは現状をはるかに超えたものでないといけない、と何度も書いてきました。
それが脳のメカニズムに則った結論だからです。
ゴールを現状の中に置くと、無意識は「現状と同じことをすればいい」と理解します。
そうなると、私たちは今日と同じことを続けて、最終の結果は運任せになります。
ゴールを達成する可能性もありますが、達成しない可能性もあります。
それほど野心的なゴールでもないのになぜか運任せになります。
現状の中のゴールは、達成方法が分かっているゴールのことです。
ですから、例えば「売上高昨年対比10%増」は大抵は現状の中のゴールです。
やり方は分かっていることが多いはずですので。
では、ゴールを現状をはるかに超えたものにするとどうなるでしょう?
現状ではゴールを達成することはできませんから、無意識はクリエイティブにゴールを達成できる方法を考えてくれます。
今まで想像もしなかった方法を思いつくのはそういう時です。
毎年同じようなアクションプランを挙げているとしたら、それはゴールが現状の中にあるからです。
「売上高昨年対比200%」というようなゴールを上司にプレゼンしなくても構いませんが、心のなかでそういった現状をはるかに超えたゴールを持っていれば、今までとは次元が異なるクリエイティブなソリューションを思いつく可能性はずっと高くなります。
もちろん、そのゴール自体、あなたが心から達成したいと思っているものであることは当然の条件です。
無意識は、心から達成したいことでないとクリエイティブに良い発想を出してくれません。
やらされ仕事だったら、上手にサボる方法を思いついてくれるだけです。