久野つれづれノート
人生は自分のもの
タイトルを読んで、それは当たり前だと思ったかもしれません。
しかし、意外と多くの方が自分の人生を生きられず、他人の人生を生きているようです。
他人の人生なんて生きるわけがない、と思うかもしませんが、誰かに言われたことをやっているとしたらそれはかなり他人の人生に近い感じです。
「いい学校を出ていい会社に就職して」、とか、「いつ頃には結婚して、子供を持って」とか、自分の頭で考えたこととは限らないですよね。
それが良くないと言うのではなくて、自分で考えてはいないですよね、ということです。
じゃあ、考えないといけないのか、という問いもあるかもしれません。
先人の知恵を踏襲しているのであれば、それは決して悪くないと思うかもしれません。
ただ、気をつけないといけないのが、先人の知恵が今も有効かということです。
状況の変化が速い現代では、30年前の教えはかなり使えなくなっています。
いまだに江戸時代の考え方で生きている人もいるようです。
男性が偉い、長男が偉い、先生が偉い、本家が偉いなどはその例でしょう。
偉いかどうかはその人次第です。
立派な人は立派だし、そうでない人はそうでない。
何十年も前に他人から言われたことを今も信じこんで生きているのは、(それを教えた誰かがいいと思った生き方をしているという意味で)他人の人生を生きているのとかなり近いと私は思います。
自分が依拠している考え方を今一度見なおしてみれば、人生を自分の手に取り戻せるかもしれません。