自分の意見が言えない(2)

自分の意見が言えない(2)

<続き>

実は、本人が自分の意見を言えない理由と、そのことを意識できない理由は、一体となっています。
言えないのは、「言ってはいけない」と無意識のレベルで信じ込んでいるからでしょう。

なぜ「言ってはいけない」かと言うと、意見を言うと「恐ろしいこと・嫌なことが起こる」か、意見を言わないと「褒められる」と無意識が確信しているからでしょう。
一言で言うと、「言わないほうがいい」と確信しているから、言わないのです。

そのことが意識に上らないのは、意見を言ったことで強く叱られたなどの経験がある、あるいは言わなかったことで「いい子ね」と言われたことがあり、その時に感じた悲しみや怒り、あるいは喜びが情動記憶として残り、自身の信念(ブリーフシステム)を形成したからです。
もはや、それは空気のような存在であり、生きるごとに改めて存在を意識するものではないのです。

もちろん、一度や二度の出来事でブリーフシステムが形成されるものではありません。
繰り返し、繰り返し似たような出来事が起きることで作られていきます。
たしかに時間はかかります。
しかし、その分一度出来上がったブリーフシステムを崩すのは容易ではありません。

とは言え、崩せないものでもありません。
その方法もあります。

その方法は実績十分の効果抜群な方法なのでぜひお伝えしたいのですが、権利上の制限がありこの場にそのまま記載することが出来ません。

ただ、自分の意見を言えない、というのは決していいことではなく、自分にとってはもちろん一緒に活動する人にとっても困った状況ですので、少しでも早く打開したいものです。
そういった傾向が少しでもある方は、ぜひご自身の日常を振り返って、どうしてそうなるのかを考えてみて頂くと次に進む準備ができると思います。

まずはそこから始めて見ることをお勧めします。