自分で売れるMBA

自分で売れるMBA

MBAの意味について考えたとき、先日、小阪裕司さんと本田健さんの講演で聞いた話がとても印象深いです。
小阪さんは「ワクワク系マーケティング」で、本田さんは「お金と幸せについて」の多数の著作や講演で有名な方たちです。
お二人とも、神田昌典さんの顧客獲得実践会での出会いがきっかけとなって世の中に広くブレイクしているのですが、私も自分で事業をやっている頃に神田さんの会に入っていたので、皆さんのご活躍は常に拝見していました。

神田さんを含め、3名とも自分の会社を立ち上げて経営しているいわゆる成功者です。
しかし、MBAを目指す多くの方はこのような方たちのことをあまり知らないかもしれません。
実は、世の中には自分の事業を立ち上げて軌道に乗せて大きな成功を上げている方が大勢います。
大きな企業の中で人間関係と組織の縛りの中で七転八倒しながら、打開策としてMBAの取得を考える人が少なくないのは理解できますが、実際には自分一人になった時に何ができるか、ということが重要です。

そういう意味で、上で挙げた3名のような成功した起業家の考えやたどった道を勉強してみるのは、どなたにもぜひお薦めしたいと思います。
全く異なる視点を得られる場合がありますので、大変有意義です。

さて、MBAの意義ですが、MBAホルダーである神田昌典さんがMBAについて以下のように話していた、と小坂さんが言っていました。
「MBAの知識は、ある程度以上の規模の会社になるとどうしても必要となる。けれども、MBAでお客さんの見つけ方や、実際に買ってための方法は何も教えてくれない」と。

事業を立ち上げて成功するにはどうしても最初のお客さんを見つけて、買ってもらわないといけないのですが、MBAではそれはほとんど教えてくれません。
集客の仕方、売り方は事業の中核なので、その部分を無視してはどうにもならない、というのが実情でしょうか。

私自身も、自ら売れるMBAを目指しています。