一番重要なのはWriting
さて、なぜ私はWritingが一番重要だと思うのでしょうか。
それは、端的に言うと、書かれた文章には書き手の教養や知識の水準が正確に反映されるからです。にじみ出てしまうと言ってもいいと思います。
英語のテストでも、おそらく英文を書くのが一番難しいと思います。
それはWritingでは英語力の蓄積が如実に反映されるからです。
それだけ書くのが難しいことを考えると、しっかりとした文章を書くことが出来ればそれだけで読み手の信頼を得ることができるということにもつながると思います。
しかも、きちんとした文章を書こうと思えば、同じ意味でもある程度様々な単語を用いる必要もあると思います。
※以前、それほど多くの言葉を使わなくてもいいと書きましたが、本格的に文章を書く場合にはそうはいきません。今回の内容は少しレベルが高い話だとお伝えした通り、高い水準ではそれなりの単語の使い分けが必要でしょう。
「言う」は会話の中ではsay, tell, speakなどで事足りますが、書こうと思えばallege, assert, claim, communicate, declare, express, imply, respond, state, suggest, voiceなど幅広い選択肢から適切な言葉を選ばなければいけません(実際にはこの数倍あります)。
言うまでもなく、ビジネスの現場では相手の信頼を得ることがとても大切ですが、信頼感を形成する重要な要素として相手の知識や教養が重要だと思います。とりわけ、欧米人は知識・教養を重んじると言いますので、私たち日本人が考える以上に英文Writingは大きな影響があります。
なかなかピンと来ないかもしれませんが、やはりこれは現実です。
とりあえず今はそんなものかな、と思って頂ければと思います。
次回は、なぜWritingの次にReadingが重要だと思うのかについてお話したいと思います。