改めて現状を超えたゴールについて

改めて現状を超えたゴールについて

私自身のコーチングのスタンスとして、必ず「現状を超えたゴール」を目指しましょうというのがあります。
これは自分にとってはあまりに当然なのですが、必ずしも共有されている考え方ではないようなので、なぜそのことが重要なのか改めて書いてみたいと思います。

まず、私はゴールがあって次の一歩が決まると信じています。
その前提からスタートすると、ゴールがない状態で生きている人はいない、と断言できてしまいます。

もし自分のゴールを明確に言えないと人がいたとしたら、その人は恐らく「現状維持」がゴールになっているはずです。
そのことを絶対的にダメだというつもりはありませんが、その状態だと環境の変化が起きた時に適応できず、気がついたら地盤沈下していることに気がつくはめになります。
昔のように(どの程度昔のことかは皆さんのご判断にお任せします)、環境が一定の場合には「現状維持」をゴールとしてもいいのでしょうが、今の時代はかなり危ないと思います。

ですから、まず、現状維持ではないゴールを持たないといけませんし、そこに向かって歩き続けないといけません。

あなたのゴールは「現状を超えた」ものでしょうか。
もし現状の中にあるゴールでしたら、それは本質的にはゴールとは呼べませんので、直ちに現状の外にあるゴールを作る必要があります。
現状の中のゴールを持つと、現状を肯定していればいいことになって、今と変わらない生活が10年後も20年後も続くことになります。
それはあまり嬉しくないですよね?