久しぶりなのでちょっと長いです
数ヶ月の間自分の生き方を徹底的に見直していたため、かなり間が空いてしまいました。
このギャップを埋めるべく、一気に書きたいと思いますので少し長くなりそうですがぜひお付き合い下さい。
まず、職業上ではMBAを無事にやり終えたことで自分の中で次のステップに向けて前進する必要を改めて強く感じるようになりました。
それまで、もっと先に進む意欲はある一方で、現状に不満を抱えつつも一定の安定感にいくばくかの心地よさを感じている自分がいました。
それが、もはや先に進まないわけにはいかない、というところまで内面から湧き出てくるものが生まれてきました。
家庭生活上では、4月1日に生まれた息子が半年を経過し、言葉発し(大人には理解できない言葉ですが)、ずりずりを家の中を動きまわり、立つようになり、日々自分の中で言葉では表現できない変化を感じ続けています。
息子はとても表情が豊かで、明るく笑い、そして激しく泣きます。
アメリカで幼少期を過ごして自主独立の感覚を持って人生の最初の一歩を歩みだした私が、日本に帰国して小学校から中学校の間で横並びを求める環境で我慢と忍耐を重ねたことで、一度、自主独立という羽を完全に折られてしまったこと、そしてその経験が深い傷として長いこと私に心から笑うことを奪い去ってしまったこと、そういったことを思い起こすと、決して息子には同じ苦労はさせまいと強く思います。
そのために、父親である私が、本当の意味での自分の人生を生きてその姿をみてもらうことが必須だと考えました。もはや、誰かが作り上げた何かにとらわれるのは完全にやめる決意が固まったのです。
さらに、自分自身の強みについて徹底的に考えました。
ここではギャラップ社のStrengths Finderとマーカス・バッキンガムの著書を徹底活用しました。
2回めのテストを受けた上で、上位5つの強みだけでなく残りの部分、34-5=29の強み(下の方は明らかに弱みですが)も購入しました。
本を買ってテストを受けると上位5つについて詳しく教えてくれますが、私は6位から34位までを知るために89ドルで残りの部分を買ったのです。
これは日本語のサイトではなくて英語のサイトに入っていくと見つけられます。
結果を見ながら、徹底的に考え続け、自分が進むべき道が明確に理解しやるべきことが明確に分かるようになりました。もはや今の自分のままでいることはできない、と心の底から思うようになりました。
思考のレベルでは、私にとって新しい概念として「同調圧力」というものについて徹底的に考えました。
この言葉の定義を辞書で調べると、「集団において意思決定を行う際に、少数意見をもつ者に対して暗黙のうちに多数意見に合わせることを強制すること」(現代用語の基礎知識) といったようなことが書いてあります。
本格的な辞書にはあまり載っていない言葉のようですが、誰でも意味は理解できると思います。
私は「同調圧力」が大っ嫌いです。
しかし、言うまでもなく日本は「同調圧力」が強い国です。
島国で人口密度が高いことが影響しているでしょうし、農業をやるために必要だということもよく分かります。
とはいえ私は人生の最初の時期をアメリカの西海岸カリフォルニアで過ごしたために、最初から自主独立、個の尊重、という観念が頭の先から爪先まで染み込んでいるため、40年近くの間、ひたすら息苦しい日々を送っていました。
かといって、アメリカに行ったって日本人であることは変わらず、そちらに完全に溶け込むのも難しいでしょう。
自分のアイデンティティを確立するのにかなり苦労してきたのです。
しかし、この数カ月間の沈思黙考の期間で、自分を悩ませてきたのは目に見えない「同調圧力」の存在と、それに合わせられず、一方でそこから離れて突き放しきることもできずにいた自分自身の未熟さだと気がつくに至りました。
この事実に気がついた瞬間、ほぼ私の40年弱はきれいに書き換えられました。
苦しみ、悩んできた期間は、私自身が自分であるための思考の期間だと理解できたのです。
「同調圧力」と自分の距離感を確立して、自分として生きていく自信をついに持つことができるようになったのです。
まだまだあるような気がしますが、今思い出せるのはこのようなことです。
徹底的に考えて行動したおかげで、世の中や自分自身への見方がかなり変わりました。
これから新しい自分として新しい視点も提供できるのではないかな、思うようにもなりました。
またしばらく書いていきます。