目標実現を目指す時に盲点とどう付き合うか

目標実現を目指す時に盲点とどう付き合うか

コーチング、ゴール実現の文脈でどうしても知っておかないといけないのが、脳のメカニズムです。
コーチングで、盲点を表すスコトーマという言葉があります。

このスコトーマの概念を理解すると、自分自身への理解が大きく変わります。

実は脳の仕組み上、知らないものを認識することができません。
過去に見たものに類似している場合には気がつくこともあるかもしれませんが、全く見たことがないものは視界に入っても、網膜で処理されて意識にのぼることはないと言われています。
この状態を「スコトーマ」になっていて認識されない、と言います。

同じように本人にとって重要性が低いものも認識されにくくなります。
車が好きな人にとっては道を走る車は一台一台認識されますが、車に関心がない人はほとんど見えていません。見ていても、重要性は限りなくゼロです。
この場合も車はスコトーマになっていて、ほとんど認識されない、と言います。

これがわかると、目標実現のメカニズムが見えてきます。
目標にとって関係が薄いことはスコトーマに入れてしまえばいいのです。
そのために、自分の目標について徹底的に考えて重要性を高め、それ以外のことは重要性を下げてスコトーマに入れて見えなくしてしまいます。

パチンコが好きだけど、目指したいゴールが別にある場合、パチンコの重要性を下げてスコトーマに入れてしまうとパチンコ屋さんが見えなくなります。
(きっとパチンコに興味がない人は街にあるパチンコ屋さんが見えないはずです。逆に明日、パチンコ屋さんを探すと結構たくさんあることに気がつくはずです。探してみようと思うことで重要性が上がるはずです)
そしてゴールの重要性を高めれば、ゴール実現に関係があることしか見えなくなります。

スコトーマの存在とつきあいかたを身につけることはとても大きな助けになります。