苦手な人に対処する方法
以前、尊敬する方が
「かつて必死になって仕事をしていた時期に、道端に咲いている花すら目に入らなかった。ふと気がついてみると、四季の移り変わりとともに道に咲いている花も変わることに気がついた。ようやく人間らしい生活を送れるようになった」と仰っていました。
これはスコトーマの典型的な例です。
・必死になって取り組むゴールがあり、そのことの重要性が圧倒的に高かったので、その当時その方にとっては道端の花の重要性は低く、認識すらされなかった。
・しかし、ゴールをある程度達成して、ゴールそのものの重要性が相対的に低下したためにその他のものの重要性が上がり花も認識されるようになった。
・それどころかむしろ四季とともに変わる花に注目するようになって、こんなに花があるんだと気がついて逆に重要性が高まったため、そちらがより認識されるようになった。
そういう例です。
もちろん、本質的な意味で「仕事のゴール」と「道端の花」のどちらが重要ということはありません。
見る人にとってどの程度重要か、によって見え方が変わるだけです。
きっとどなたも一生懸命に何かに取り組んでいてそれ以外のことがほとんど目に入らなかった時期を経験していると思います。
当然それ自体は何も悪いことではありません。
重要でないことに注目をしないように気をつけるようにしさえすればいいのです。
たまに嫌いな人の悪口ばかりを言っている人がいますが、その場合、なぜかその相手の重要性が高いのです。
嫌いなのに重要性が高いなんておかしいですよね。
対処方法は?
→そう、嫌いな人の「重要性を下げてしまえばいい」のです。
具体的にはどうすればいい?
→「今日からあの人の重要性を下げる」と決めて、他の何かの重要性を高める、決めればいいのです。自分自身の本当のゴールの重要性を。
実際にやってみると驚くほど効果がありますよ。