Harvard Business Review – 世界のTop 100人のCEO

Harvard Business Review – 世界のTop 100人のCEO

今月号のHavrard Business Reviewで、世界中の大企業で過去15年間にCEOを勤めた(勤めている)方のランキングが発表されました。
サンプル数は3143人で、通常こういった調査がアメリカに偏るのに対して、文字通り世界中のCEOが調査対象となっています。

詳しくは実際に読んでいただくのが良いと思うのですが、MBAホルダーかどうかについても少しだけ記述がありましたので、記載したいと思います。
*Harvard Business Review – January/February号

(一応、ランキングを記載しておきます。)

1位:Steve Jobs (Apple)
2位:Jeffrey P. Bezos (Amazon)
3位:Yun Jong-Yong (Samsung Electronics)

トップ100人のCEOのうち、MBAホルダーは27人。残りの73人はNon MBAです。
これが多いのか、少ないのか、正確に判定はできないのですが、全ビジネスマンに対するMBAホルダーの比率は27%よりもはるかに低いはずですので、高いと考えるのが妥当かもしれません。
中間管理職を含むマネージャーポジションのMBA保持率も、27%よりはかなり低いはずです。
一方、MBAがCEOの必須要件でないのも確かなようです。

こういった記述もありました。
この調査は2010年に1回目を実施し、今回が2回目なのですが、2010年の調査の際、”MBA ranked 40 places higher in the study sample than the average non-MBA. We saw similar results in this year’s list.”
MBAホルダーのCEOは平均で40位、non MBAよりも上にいるそうです。

そしてもう一つ。
アメリカ人や中国人のMBAホルダーは有利に思えるかもしれませんが、この調査によると”In this case, we did not discover that CEOs of certain nationalities benefited more from an MBA than others.” 国籍にはあまり関係ないようです。

きっと世の中にはMBAのパフォーマンスや昇進について深い分析があると思うのですが、MBAをやっている方ややろうとしている方にポジティブな内容だと感じましたのでシェアさせていただこうと思いました。