久野つれづれノート
何かを実現させるには
物事の順番について、積み上げていくことで未来が作られると考える人たちがいます。
その方たちはそのことを信じているようで、自分で考えてみたりはしていないようです。
だから、実績という言葉を使って何かを判断しようとします。
実際の世の中はそうなっていなくて、積み上げたことが何かつながることもあれば、そうならないこともあって、必然性はありません。
むしろ、「こうしよう」と決めたことが先にあって、そこに向かって進んでいった結果、その「こうしよう」が実現します。
とてもシンプルなことですが、なかなか理解できないようです。
過去→現在→未来という考え方に慣れ親しんでいると、実は逆なんだということに気が付きにくいようです。
仮に気がつきかけてもその新しい感じ方に馴染めず、なんだかだまされているような気分になるようです。
先に「こうしよう」がないのに、その「こうしよう」が実現することはありません。
積み上げた結果が何かに結びつくという感じ方が逆だと気がつくのが大事な一歩なのかもしません。