平穏に休日を過ごす方法

平穏に休日を過ごす方法

アクション・リストを作って仕事を管理している人は多いと思います。
アクション・リスト、つまり「やることリスト」です。

それをわずか一歩だけ前に進めると、毎日の生活が劇的にスムーズになります。
すでにやっている方も多いとは思うのですが、こうするだけでものすごくメリットがあるので書いておきたいと思います。

それはとても簡単な方法です。
ずばり、

仕事だけでなく、プライベートなど、全てのアクション・アイテム(やること)を1つのリストに書いて、1つずつ片付けていく

のです。

実は、脳はそれぞれのアイテムが解決するまでは止まらずに活動を続けます。
そのため、ペンディングのアイテムがあると継続的に脳のキャパシティーを消費し続けるので、全体のパフォーマンスは下がってしまいます。
そして、脳は「仕事」か「プライベート」かの区別なくペンディング・アイテムのために活動を続けます。

ですから、仕事だけのアクション・リストを使用することは脳のキャパシティーのフル活用という観点からは効率的ではありません。
多くの人はプライベートにはアクション・リストを作成していないことが多く、結果、脳にとっても多数の未処理案件を抱えたままで日々を過ごしているから「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」になるのです。

たとえば、今日、私は午後の3時間を家のまど掃除(このところの頻繁のゲリラ雷雨でとても汚れていた)に費やしましたが、このアクションは2週間ほど前から私の仕事のノートのアクション・リストの中央に鎮座していました。
9月の3連休にやる、と決めてあったのです。
※妻は日々家の掃除をしてくれていますが、窓の掃除は少し危険なのと、背が届かない場所が多いので私の担当になっています。

他にも、「歯医者の予約」とか、「飲み会のアレンジ」とか、たくさんのアクションアイテムが、仕事の「価格推移のレポート」とか、「9月の売上必達」などの仕事の重要アイテムに混ざって記載されています。

こうすることで、「あー、あれもやっていない、これもやらなきゃ、せっかくの休日なのにー」というストレスフルな状況から、「やることはたくさんあるけれど、1つずつ片付けていくことにしよう」に変化できるのです。

私も以前は、仕事や、勉強(私の場合は忙しいMBA生活)はアクション・アイテムで管理するものの、その他のことは何となく思いついたことをやっていました。
しかし、家の周りでしないといけないちょっとした買い物などもけっこう時間と脳のキャパシティーを取られます。
この方法を始めてから、休日も含めた毎日の生活がリラックスしたものになりましたので、日々慌ただしい方にはぜひお勧めです。
リラックスして休日を過ごせるのでつまらない夫婦げんかも減りました。

有名なGetting Things Doneの中で詳しく説明されていますので、より詳しく知りたい方は以下の本をどうぞ。
英語版と日本語訳です。

Getting Things Done
David Allen

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