セルフトークの功罪

セルフトークの功罪

セルフトークという言葉の意味は分かるでしょうか?
コーチングを生み出し、世界に広めたルー・タイス(2012年逝去)が、頻繁に用いた概念で、要するに自分自身に語りかける言葉のことです。
声に出すのも、声に出さないのも、どちらもセルフトークです。

どこの国でもある程度そうなのかもしれませんが、文化的な影響もあるのでしょうが日本人のセルフトークは問題が多いと言わざるを得ません。

とにかく、自分が発する言葉は自分自身の毎日をそのまま構築します。
例えば、「ちっともやせない」「ちっともやせない」と言い続ければ脳みそはやせないことを維持しようとして言葉通りやせない選択をします。
一方で、太る誘引もないので、体重は現状維持になるでしょう。

これまで何度も書いてきましたように、思ったことは実現します。特に、言葉に出したこと、そして繰り返しであればあるほど、より確実に実現します。

ですので、自分自身に語りかける言葉には、よくよく気をつけないといけません。
仮にゴールを持っていても、そのゴールと異なるセルフトークを繰り返していれば、ゴールは決して実現しないでしょう。

お金持ちになる、というゴールを持ってみても、毎日「あー、お金ないなー」とつぶやいたり、心の中で思ったりすれば、そのゴールは残念ながら実現しません。

これは、古くからあるポジティブ・シンキングとは違います。
無理やり前向きなことを考えないといけない、と言っているのではなく、単に言葉や思いが実現するのだと知った時に、当然の帰結として導かれる法則なのです。

ネガティブなセルフトークが習慣となっている場合には、まず自分の言葉に耳を傾けて、そういったセルフトークの回数を減らしていくことが必要になります。