並行処理

並行処理

色々と話を聞いていると、一度に一つのことをするのが一番効率が良いと思っている人が多いようです。
子供の頃に「集中しなさい」とか「ながら族」(今は言わないと思いますが)は良くない、と言われたりしたからだと思います。

でも、実際には私たちには複数のことを同時に行う能力(capability)があります。
無意識を使えば、10種類以上のことを同時に行うのも夢ではありません。

実際、今の私はこの文章を書きながら、心臓を動かし、呼吸をし、周囲の音を聞き、肩が凝れば首を回し、時々お尻を動かして座り直し、まばたきをするといった動作を無意識のうちに行なっています。

車や自転車を運転している時には、さらに多くのことを同時並行的に行いながら、事故を起こすこともありません。
こういったことを行えるのが人間の能力なのです。

実際のところ、無意識を上手に使うことで複数のことを同時に行うことができるようになります。
その際に重要なのが、やりたいことを小さく切り分けて、一つ一つのパートを無意識でもできるように訓練していく方法です
脳は小さいかたまりを無難に処理する能力を持っていますので、今抱える問題を分化するだけでも効果は抜群です。