久野つれづれノート
視野が広がるとき
年末になると普段会わない方に会うので、外の刺激を受ける機会が多くなります。
単純にみんなも頑張っているんだな、と思うのもありますしもう一つスコトーマが外れるという意味でもいい刺激になります。
スコトーマは、眼科の用語で盲点のことを指すそうですが、コーチングの用語として定着しつつあり、つまり見えているけれど見ていないもののことを表します。
私たちは普段、限定された領域で活動をしていますので、その領域での効率を高めるために自分にとって重要でないことを知覚しないように脳が働いています。
そのこと自体はありがたいことで、もしこの機能がなければ集中して何かに取り組むことは不可能です。
ですが、その機能が強くなりすぎると視野が狭くなって多くのことを見過ごしてしまいます。
そうなると専門性を高めることはできますが、応用が効く抽象度が高い思考はできなくなってしまいます。
そんな時に普段合わない方と会うと、大いに刺激になって新しい世界がちらりと見えてくることがあります。
それが大変ありがたいと思うのです。
もちろん楽しいことが大事なのは言うまでもありませんが。