年功主義

年功主義

年功序列(年功主義)が苦手です。

幼少期をアメリカで過ごしたからかもしれないと思っていましたが、その後に日本に長く住んでもどうしてもなじめません。

年功主義では年長者を敬うということと表裏一体で、年少者を軽く扱うというのが、内因的に組み込まれるはずです。
年長の方を敬うことには何の問題もありませんが、年少者を軽視する考え方が苦手です。

苫米地先生は、儒教の考え方が年功主義の背景にあり、差別の原因となる可能性があると指摘しています。
早く生まれたものが偉い、男が偉い、長男が偉い、女性は存在すら認めない、それが儒教に組み込まれている考え方です。
もちろん素晴らしい内容も多いのでしょうが、そもそも対象は男性に限定されていると私は理解しています。

私は差別が嫌いですので、差別と根っこでつながる年功主義も苦手なのだと思います。

もちろん、世界を見れば差別だらけです。
ヨーロッパやインドはよく知られた階級社会ですが、アメリカや中国、その他ありとあらゆるところで差別社会、階級社会は継続しています。

そして、日本も大いなる階級社会です。
そのことに明確に気がついたのは最近のことですが(遅い!と自分でも突っ込みたくなりますが)、気がついていない方も多いということも同時に知っています。

気がつくと何がいいかというと、不当に押し付けられる妙なことに気がつける、ということです。
もやもやした状態で表面上無理やり納得させられてしまうことがなくなります。

挙げればキリがないのでここでは書きませんが、そういったおかしなことに、「おかしい」と気がつけることは、自衛のために必要だと思います。
とりあえず押し切られることは多いですが、「おかしい」と思いながらの方が、まだましな気がします。

その最初の一歩として、私は年功主義をなくすか軽減することが効果的なのではないかと考えることがあります。
これがある限り、お上に頭があがらない日本人の体質が続いてしまうと思うのです。

今日も最後まで読んで頂きましてありがとうございました。