未来視のドラマ

未来視のドラマ

“Flashforward”というアメリカのドラマのことを以前書きましたが、この番組は時間の捉え方について素晴らしい示唆を与えてくれます。
過去の積み重ねで未来があるという考えた方から脱却する機会を与えてくれます。

このドラマの中では、人々は自分が見た未来に向かって行動します。
自分が見た未来が実現するように行動するのです。

これはまさに脳の働きと合致したことです。
つまり、脳は臨場感が強い世界が本当の世界であると信じてその世界を実現させようとするので、未来視を信じれば、その世界を実現させようとしてしまうのです。

時々、勉強や家庭環境、友人関係などでちょっと行き詰まった中学生ぐらいの子が親に向かって「頑張れば幸せになれるの?」などと聞くのを小説やドラマなどで見かけます。
そして、その答えに窮する親、という流れです。

実は過去の結果で今があって、今の努力で未来があるという考え方ではこの問いにいい答えを出すことができません。

順番が逆で、まず「幸せである」と決めてその状態を臨場感を持った形で維持すれば、別に頑張る必要などないのです。
決めた未来に向けて、自分の意志で勝手に必要なことに取り組みますから、頑張ってはいないからです。
楽しくて仕方がない趣味をいやなのに頑張ってやる人はいないのと同じことです。

まず未来が先です。
たぶんそれが実感できると色々と変わると思います。

今日も最後まで読んで頂きましてありがとうございました。