原発の真実
福島第一、第二原発に関しての報道に、国内メディアと海外メディアの間で食い違いがあるようです。
現在の時点での日本政府の発表は放射能漏えいの規模、被爆の人数においても楽観的な低い数字であり、米国CNN、英国BBCの報道と比べて極めて控えめな扱いになっています。
米国、英国ともに長い期間核兵器を保有しており、原子力や放射能に関するノウハウは日本と比べてはるかに高い水準にあることを考えると、彼らの状況分析能力よりも経験において劣るはずの日本政府が報じていることがより正しい可能性は低いと言わざるを得ません。
そこから推測されるのは、日本政府が情報統制を行って意図的に低い被害予測を報じている可能性です。
このような有事において真実を明らかにしていないとすれば、それは大変に危険な行為と言わざるを得ません。
その可能性について理解する助けになるような衝撃的な情報をTwitterを通じて入手しましたのでぜひお読み頂ければと思います。
原子力発電所の現場監督を長年勤めた方が自らガンにかかって、亡くなられる前に書きのこした記録です。
全編、驚愕の真実が書かれていますが、特に後半には言葉が出ないような事実が書かれています。
私たちはどんなことがあっても最も厳しい事実を知る権利があります。
有事であればあるほど真実は重要です。
情報のコントロールによって事実を伝えない姿勢があるとすれば、なんとしても強く抗議する必要があります。
もう一つ、少し話は変わりますが、各局の報道、特に民放がひたすら被災地域の映像を流し、被害者のインタビューを取ろうとしていることに違和感を覚えている方も多いと思います。
こういった偏った報道によって、相対的に軽い地域も多いとは言え、同じように被災した関東地域の人々は映像を繰り返し見せられることによってストレス障害の状態に陥りつつあります。
速報を把握できる状態にして(音を消すなど)映像をずっと見続けるのは避けた方がいいと思います。
とはいえ、この点においては海外のメディアも同様です。
日本と同様に過激な映像が流されています。
国内、国外のメディアを問わず改善を求めたいところです。
今、私たちに求められるのは正確な情報と冷静な対応だと思います。
視点を高く持って、何ができるのか、何をするのかを一人一人が考え、行動していく必要があるでしょう。