結局これなんです~無常の喜び~

結局これなんです~無常の喜び~

実は自分は人が成長するのを支援するのが大好きなんだと気がついた時、私の頭の中は真冬の透き通った空のようにすっきりとしたものになりました。
しかし、そのことに気がついてから10年以上、このテーマに専念することは実現しませんでした。

もしかしたら無意識に避けていたのかもしれません。
好きなことと得意なことのどちらをやるべきか、その中で得意なことに時間を費やしてきた面もあります。
それから、本当に好きだからちゃんとやらないといけないと思って踏み切れなかったのかもしれません。

よく先生になったらいいのに、と言われてきて、うーんとうなってきたのを覚えています。

実は自分の中で、うまくなりたいものがいくつかあって、それは経営、起業、教えること、そしてコーチングです。
もちろん仕事という意味で趣味などは別ですが。

経営がうまくなりたい、起業がうまくなりたい、ティーチングがうまくなりたい、コーチングがうまくなりたい、とは普段から言っています。

いろいろなことを経験してきて、それらを包摂できるアプローチが見えてきた、そんな感覚があります。
何でもいいから起業したい、そういうタイプではなかった、というか20代でそれをやってあまりピンと来なかったのもあり長いこと準備を重ねてきました。
特に大きいのはこの10年間にたくさんの挫折を味わったことです。
コーチング的には失敗とは全く捉えていませんが、予定どおりでないことは山ほどあります。
そしてそれらを血肉にして前に進むことが生きる醍醐味だと感じています。

私が行っているコーチングでは現状を超えたゴールを設定して、ゴールの世界に強い臨場感を持つことをお伝えしています。
その強い臨場感の持ち方も知り尽くしている自分ですので、ゴールが実現していくことも、その道筋も感じることができるのは、たくさんの時間やお金を投資して自ら習得したおかげです。
やってきてよかった。

時に家族を説得しないといけないこともありましたが、今となっては思い切ってよかったよね!というお墨付きです。

まだまだ続く自分と周囲の人の未来を、作っていくことができる、作っていくサポートができる、これは私にとって無常の喜びです。
本音を言うと、人の成長の役に立つなら完全無償奉仕のボランティアでいいぐらいに好きなんです。

これって不思議です。
でもなんか嬉しいです。
楽しいです。

よかったよかった。