いまだに誤解されているらしいので
私は2001年頃にコーチングというものに出会い、書籍やセミナーで勉強を始めました。
当時は日本にコーチングが入ってきたばかりで、とても新しいものに感じました。
当時、私は人に教える仕事をしていました。
ボーカルスクールを経営していたのです。
そのため、より効果的に教える方法を模索していて、様々な手法を学んでいました。
その中で出会ったコーチングはかなり良く感じられました。
主に質問の技術がハイライトされていましたが、全体としてはコミュニケーションを通して、人の能力を発揮させるといったような感じでした。
私のボーカルスクールはマンツーマンでしたので、その手法は大いに役に立ち、ボーカルのトレーニングの中で時には半分以上の時間はコーチングのようになっていきました。
歌は録音してきてもらったものを聞かせてもらい、会った時間には内面の掘り下げをしていきました。
そうすることでモチベーションを高めていったのです。
その後、私は10年間続けたボーカルトレーナーはやめて本格的にビジネスの世界に入りました。
ですが、もちろん身につけた技術は生かされ続けて、私は優れたマネージャーだったと思います。
20代で5000回近い個人セッションを行ったので、当時コーチングだと思っていた技術もほぼ実地で身につけたと感じていて、その頃には改めてコーチングを学ぶという感じではありませんでした。
そんな折、数年ぶりにコーチングという言葉が耳に入ってくるようになったのが苫米地英人さんと出会った頃です。
ここで出会ったものは私が2001年頃から学んだものとは全く異なりました。
単なるコミュニケーションのことではなく、脳の使い方を学んで、人生全般に変化を起こすものでした。
その後はこれまでの記事でも書いてきた通りですが、今も誤解されている方がいるようなので、念のためお伝えしたいと思います。
かつて日本に入ってきた頃のコーチングはアメリカで発展してきた本物のコーチングのごく一部であり、その効果はゼロではないものの限定的なものでした。
しかし、いま私たちがお伝えしようとしている概念・方法論はその限定的なものとは全く次元が違う、圧倒的な効果を生む内容です。
そして、それこそが本当のコーチングなのです。
せっかく素晴らしいものなのに誤解で話が耳に入らないのはもったいないと思います。
そういえばこの話はきちんとお伝えしていなかったと思い、改めて書くことにしました。