「過去は変えられない」と思っていませんか？

ゴールドビジョン

Kazuyoshi Hisano　 2016年10月20日

「過去は変えられないけれど、未来は変えられる」という言葉を聞いたことはありますか？

そこで私が、「いや、過去は変えられますよ」と言ったらいかがですか？

過去は記憶の中にあるものです。
起きたことに解釈が加えられて、記憶として維持されます。

その意味で、
「事実」＋「解釈」＝「過去」
と言えますね。

ところが、「解釈」は人それぞれで、同じ人でも時とともに変化します。
そうなると、「過去」もけっこう変わりやすいことになります。「過去」を構成する「解釈」が変わってしまうからです。
このように「過去」は変わるんです。

その上、実は「過去」を構成するもう一つの要素である「事実」もあいまいです。
なぜなら、それはあくまでも「事実」だと思うものだからです。
それが本当に「事実」かよくわかりません。
なんだか禅問答みたい、無限のループに入ってしまいそうです。

いずれにしても、そうなると「過去」はますますあいまいになり、脆弱になります。
そう、「過去」は簡単に変わるんです。

では、「過去」はどのようにして変わるのか？
それは、「未来」を決めると変わる、ということです。

？？？　という方へ。

「未来」を決めると「解釈」が変わります。
ですので、「解釈」が変わるので記憶の中の「過去」が変わるのです。

「過去」が変わらないと決めつけたら、「未来」を作るのが困難になります。
先に「未来」を決めると、物事はすんなりと行くようになるんです。

「過去」にとらわれない生き方、とでも言えばいいでしょうか。