海外メディアの取材力

海外メディアの取材力

CNNの報道が日本の震災からリビアに戻りました。
もちろん福島原発の話題は続いていますが、リビアでは英・仏が政府側に攻撃を始め、アメリカもそれを支援しているので、ニュースの大部分はそちらに移っています。

一方、国内ではテレビ放送が通常番組に戻ったようで、震災の報道はかなり少なくなりました。

以前にも書きましたが、私は今回の震災を通して、海外メディアの取材力の高さを痛感しました。
CNNだけでなく英国のBBCも質が高く、フランスやロシアの報道も良かったようです。
日本のメディアが人員を総動員して行なっているはずの取材内容を時として凌駕するレベルでした。日本の報道が冷静さを欠いていて、津波の映像に偏っていたことも原因の一つだとは思いますが。

ここで改めて感じるのは、私たち日本人が本当の意味で自由に考えられるようになるためには、英語を駆使して海外から見た情報を取得できるようになる必要があるということです。
賛否両論あるので具体的には論じませんが、今回の震災、特に福島原発に関連した政府発表やメディアの報道には首をかしげざるを得ない場面が多かったと思うのは、おそらく私だけではないと思います。

今回、各国のメディアが震災を直接的にそして精力的に取材・報道してくれたおかげで、日本のメディアの報道と比較することができました。
このような出来事で海外のメディアが日本に来て取材を行うことは二度と起きて欲しくはありませんが、そのこととは別に、皆さんにもこうした機会を利用して日本と海外の報道を比較するということは強くお勧めします。

まず入りやすいのはアメリカのメディアとの比較だと思います。
「お気に入り」に”The New York Times”、”CNN”、”Newsweek”などを登録しておいて、時々日本の新聞や雑誌などと見出し・目次を比較してみるのが最初の一歩です。
もちろん、余裕があればどんどん読んでいけばいいと思います。

今ならどのサイトでも”Japan Tsunami”とか”earthquake”とか”Fukushima nuclear reactors”などの言葉がトップページで見つけられますので、とっつきやすいと思います。

まだまだ大変な状態が続いていて苦しんでいらっしゃる方が多いのは十分に承知していますが、できるだけ広く高い視点を身につけることで、現在及び未来のこういった災難を予測・回避し、万一起きてしまった場合であってもリーダーシップを発揮して周囲の人を助けていくためには、一人一人の抽象思考のレベルを高めていく必要があります。

そういった意味で、皆さんにもぜひ海外メディアへの抵抗をなくして頂いて、広い視点で物事を考えて頂ければと思っています。
それが真のリーダーシップを身につけるための重要な要素だと考えていますので、ぜひチャレンジして頂きたいです。