日本にいながらにして英語脳を手に入れる
短期間で英語脳を作り上げるためには完全に英語だけを使う環境に身を置いて生活することです。
英語圏で暮らして、かつ周囲に日本人がいなければかなり近い環境になります。
(電話もあればメールもインターネットもあるので、あえて日本語を遠ざけない限り日本語に触れてしまうかもしれませんが)
ただ、多くの日本人にとってそれは現実とは異なります。
もちろんそうしようと思えば実現できるでしょうが、このブログを読んでくれている方が興味あるのは、日本にいながらにして英語力を伸ばすにはどうすればいいか、ということだと思います。
すでにご紹介したように、英語脳を育てる方法で効果的なのは海外ドラマを字幕なしで見まくることです。
DVDやプルーレイだと字幕を消せるので、一番いいでしょう。
一日のうち英語を使う時間が日本語を使う時間よりも多ければ英語脳が優位になるので、それを数日間続けるとかなり英語脳は育ちます。
何日かまとめて休みが取れたときに、今回の休みは英語脳の育成!と決めてそういう過ごし方をするのもいい方法だと思います。
もう一つ重要なのが英語学習の捉え方です。
私たちは子供の頃から正しくない方法で英語を教わってきているのですが、その期間があまりに長いためにどうしてもその方法に戻ろうとする傾向があります。
たとえば、
・日本語を介して単語を覚えるのではなく、英語で英単語を理解するほうがいいと頭で知っても、日本語訳を確認しないと気が済まない。
・日本語訳を考えると日本語脳が発火してしまうので、英語学習中は日本語を考えない方がいいと知っても、つい日本語を考えてしまう。
どうしてもこうなってしまうのは、長い間に培ってきた勉強法の成果ですから仕方ないと思います。
そこで重要なのが英語学習の捉え方を変えることです。
「英語を習得するためには英語脳の確立が最優先事項」だということを常に意識すると、日本語脳の発火を抑えることができます。
この文章も英語にしておいた方がいいので、シンプルに”Develop English brain”という言葉を暗記しておいて、日本語脳が活動してしまった場合にはこの言葉を思い浮かべることで再び英語脳に戻ることができます。
このとき、せっかくの英文を「英語脳を発達させる」と訳すと元に戻ってしまうので、自分が英語脳モードに入っているときにこの言葉を何度かつぶやいて、アンカーとトリガーの関係を作っておくのがいいと思います。
“Develop English brain”という言葉をトリガーにして、アンカーである「英語脳が優位な状態」を引き出すのです。
トリガーというのは、引き金のことであり、アンカー(錨)の状態を引き出すきっかけのことを言います。
つまり、先ほどの英文を引き金にして英語脳優位の状態を引き出すようにするのです。
例えば、海外ドラマのDVDを3時間も字幕なしで見れば頭の中は結構英語モードになります。
そんな時、気がつくと英語で考えている自分に出会うことがあります。
お腹がすいたときに「お腹すいたな」ではなくて、”I’m hungry”と思っている自分です。
この時がチャンスなのです。
“Develop English brain”と数回つぶやいて、その時の脳の状態と結びつけることで、いつでも英語脳を引き出せるようになるのです。
効果はありますのでぜひ試してみて頂ければと思います。