不安の原因(源)を知ろう。不安との向き合い方の一つの考えとは

不安の原因(源)を知ろう。不安との向き合い方の一つの考えとは

誰でも不安を感じることはあると思います。
その事自体は問題ありません。
むしろ、全く不安を感じないほうが心配です。
なぜなら、不安は生命の危険を感じた時に脳が生じさせるものだからです。

そんな大げさな、と思いますか?
そう思うのも無理はありません。

ですが、実は様々な不安は、たどっていくと生命の危険につながります。
例を挙げましょう。

・仕事で失敗するのではないかと不安になる→仕事を失って、収入が得られなくなり自分もしくは大切な人が餓死する不安
・失恋する不安→パートナーを見つけられず、子孫を残せなくなる不安
・近隣諸国の軍事演習が行われて不安になる→戦争になって自分もしくは大切な人が命を落とす不安
・運動会のリレーでバトンを落として負ける不安→ 役目を果たせなくて、孤立してゆくゆく餓死する不安
・老後への不安→孤独になったり、十分なお金がなくて自分もしくは大切な人が餓死する不安
・恥をかく不安→恥をかいて、地位を失い、おちぶれていってゆくゆく餓死する不安
・地震に対する不安→地震で自分もしくは大切な人が命を落とす不安

などです。
餓死する、が一番多いですね。

そうなんです。
どうも私たちはこれが一番怖いようです。
それを連想させることを恐れ、不安に感じます。

でも、落ち着いて考えると、そう簡単に餓死なんてしないですよね。
クビになったとしても簡単に餓死はしません。
そう考えると、実はたいていの不安は消えてしまう、そういうことにも気がつきます。

もちろん、たしかに近隣諸国の核武装は嬉しくないですね。
ですが、実際に実害を受ける可能性は極めて低いです。

不安は脳の「扁桃体」という部位が大きく関係していて、その部分は原始的な役目として不安を感じさせることで人類を守っているのだと考えられます。
その事自体は、人間の脳に感謝です。
万が一の時に、不安を生じさせて対応するように私たちに促してくれるからです。

ただ、過剰な不安は一切必要ないです。
すでに21世紀に入り、人類はかなり進歩しています。
餓死の不安は、特に日本では存在しないところまで来たことを理解し、無用な不安を排除できるような段階に入っていると思うのです。

そうなると、もっと自信を持っていろいろなことにチャレンジできると思いませんか?