難しい場面でのプレゼンに対処する

難しい場面でのプレゼンに対処する

最近英語のプレゼンをした方からフィードバックを頂きました。
想定外のことがいくつかあったとのことでした。

1つは、前の人が時間がかかってしまって持ち時間が少なくなり、かなり駆け足にならざるを得なかったうえ、スムーズに話をすることができず苦労したこと。

2つ目は、想定していなかった偉い人がいて、緊張してしまったこと。

3つ目は、聞き手がどんどん質問をしてきて、自分のペースで話を進めることができなかったとのこと。

そうなんです。
実はこういったことは非常に多くあるのです。
もちろん、英語のプレゼンに限らず起こることなのですが、特に英語の時は動揺も大きくなりがちですよね。

そこで、いくつか助け舟を出させて頂きます。

・まず、プレゼンは持ち時間の半分でもできるように準備しておきましょう。20分と言われたら10分でもできるように、1時間と言われたら30分でもできるように。会議の時間は押すものですので、最も難しいケースに備えておきましょう。とはいえ、さすがに半分以下の時間でやれと言われることはないと思いますので、半分の時間でできれば十分でしょう。

・「英語のプレゼンをホームで行う」の回でお話ししたイメージトレーニングでは、一番難しい場面を想定しておきましょう。一番えらい人が参加している、というようなイメージです。そうすれば、たいていのことには余裕を持って対処できます。

・たくさん質問したいえらい人に出会ったら、無理に先に進めようとせず、まずは質問をしっかりと受け止めましょう。自分の話し方に問題があるとか、資料の構成に問題があるという問題ではありません。途中でも質問したいぐらい関心があるのだと理解すればいいと思います。

・うまく行かなくても自分を責める必要は全くありません。仮に本当にうまくできなかったとしても「自分らしくなかったな」と思って、次はもっとうまくできると信じればいいです。必ずそうなりますから。

・最後に、そういった機会に巡り会えたことを喜べると最高です。

次からはプレゼンを買って出るぐらいにして頂ければ、どんどん力をつけていくことができます。
スポーツ選手が1分でも試合に出るためにトレーニングを欠かさないのと同じように、俳優やタレントが一瞬でも画面に映るために芸を磨き続けるように、プレゼンを行う力を高める意識を持って頂ければ、その積み上げは数年後にはとても大きなものになります。

その結果としてプレゼンを楽しく感じられるようになればさらに上達します。
ぜひ楽しいプレゼンを多く体験して頂きたいと思っています。