コレクティブ・エフィカシー2

コレクティブ・エフィカシー2

コレクティブ・エフィカシー2

先日、コレクティブ・エフィカシーについて書いたのですが、実はこれには忘れてはいけない重要な側面があります。
コレクティブ・エフィカシーは定義上、「集団的自己評価」ですから集団の中に1人でもエフィカシーが低い人(自分のゴールを達成できると思う度合いが低い人)がいるとグループ全体のエフィカシーが下がってしまうのです。

これはなかなか厳しい話です。
1人でも自己評価が低い人がいると周りの人の自己評価まで下がってしまうということは、グループ内全員で一緒に上がって行かないといけないということになります。
そしてついて行けない場合には、全員の自己評価を引き下げるか、あるいはついて行けない人が取り残されてしまうか、になります。

私はいつも全員がある程度のところまで一緒に行けるように工夫やサポートをしています。
バサッと切り捨てるのが他の一部の国のやり方なのでしょうが、やはり日本人は和を重んじるので、バサッと行くのは簡単ではありません。

高いコレクティブ・エフィカシーを持つことは組織の大きなテーマなのです。