無意識との付き合い方(1)

無意識との付き合い方(1)

私たちは、自分でも気がつかないうちにとても多くのことをしている。

呼吸やまばたきなど、ある程度は自分でコントロールできることもあるが、もっとたくさん、自分ではとてもコントロールできないこともやっている。

心臓が脈打つのも、食べたものを消化するのも、栄養や水分を吸収するのも、どれも意識してコントロールできるものではない。

いずれも、私たちの体に埋め込まれたDNAによって本能的に行っていることだ。
だから、人間だけではなく、動物もほとんど同じことを行っている。
もちろんまれに例外はあると思うが、その話はここでは割愛する。

そして、これらの活動を大雑把にまとめて「無意識による活動」と呼んでみることにする。

私たちの活動を、
1.意識してコントロールできる活動=「意識的な活動」
2.意識してコントロールすることが難しい活動=「無意識による活動」

に分けられるとした場合の2番の方である。

ただ、落ち着いて考えてみると、1番の「意識的な活動」も数多くの「無意識による活動」に支えられていることに気がつくし、そう考えると私たちはほとんど「無意識」を中心に生きているということも見えてくる。

そう、どうも私たちは「無意識」に生きているようなのだ。

これを言い換えるならば、「深く考えないまま生きている」と言うこともできるかもしれない。

「いやいや、私はしっかり考えて生きている」という方もいると思う。
もちろんそうなのだろう。

でも、ここで私が言いたいのは「無意識」で生きるのは良くないということではなくて、私たちは「無意識」に生きていても結構何とかなっているということだ。
結構、何とかなるのだ。

さて、もしこの「何とかなっている」で良いのであれば話はここで終わる。

でも、もしもう少し先に行きたいと思うのであれば、何かいい方法を考える必要がある。

もちろん、いい方法はあるし、私も多くの方に「その方法」を指導しているので、自信を持ってお伝えすることができる。

もう少し先に行くためにはどうしたらいいのだろう?

続きは、また後日お伝えしたいと思う。