久野つれづれノート
脅しに負けない
脅かして言うことを聞かせるのはよくないことですが、脅しが効くかどうかは受け手の問題も大きいです。
脅しを受け入れるかどうかは受け手が決めることですから、受け入れさえしなければ、脅しの効果は劇的に弱まります。
もちろん、目の前に凶器を突きつけられたら、脅しを受け入れないと命の危険がありますから、形の上で受け入れた方が無難でしょう。
しかし、それは生き延びるための合理的な判断であって、脅しに対する服従ではありません。
脅しの効力は受け手の力次第で、ほとんど無効にできるのです。
ところで、脅しが効きやすい人は大人になるまでの間にたびたび脅された人です。
とはいえ、ここでいう脅しは何も暴力に限りません。
良かれと思って誰かが言った「〜すると、大変なことになる」という程度の脅しも、繰り返されると、心を弱くします。
そういう方は、ぜひ「未来を先に考えるクセ」を目指してみて下さい。
大変なことは起こりませんから、安心して堂々と生きましょう!
そして、世の中に溢れる脅し文句を眺めて、その嘘を見抜いてしまいましょう。