単語力をさらに強化

単語力をさらに強化

ある程度英語ができるようになってくると単語力が伸びなくなることが多いような気がします。

粘り強く英語の訓練を続けたおかげで聞いている話は概ね分かるようになり、慣れた仕事の文章なら問題なく読めるときがやってきます。
しかもその頃には知らない単語があっても意味が推測できるようになるので、辞書を引いたり、単語の意味を覚えようとしなくても、日常の仕事は困らなくなります。

憧れていた「英語ができる人」の仲間入りです。

この段階では、仕事で相手の話すことが分かり、英文のメールのやり取りができ、伝えたいことを会話や文章で表現することができるようになっています。

それ自体は素晴らしいことなのですが、一度型を覚えてしまうと、人は同じ技を繰り返し使う傾向があるようで、英語の単語も同じ言葉を繰り返し使って表現するようになり、しかも意味がそれなりに伝わるので、それ以上覚えようとするモチベーションがなくなってしまいます。

気持ちが分からなくはないのですが、本当に面白いのはこれからですのでもったいない、と言いたくなってしまいます。

せっかく必要なコミュニケーションがきちんと取れるようになったのだから、あとはもっとレベルの高いコミュニケーションを積んでいくだけ。
様々な単語を理解してかつ自ら使っていくことで、コミュニケーション相手の反応は確実に変わってきます。
最初はただの意思疎通ですが、一度英語の運用能力に対する信頼を得られると、英語に限らず様々な分野での信頼感が急上昇します。
英語においては単語力は知性の一つのあらわれのようです。

ぜひ現状で安心することなく、常にボキャブラリーを増やす努力をしてみて下さい。

覚え方は、すでにご紹介したように類語で連想していく方法です。
すでに知っている単語と同じ意味を持つものをシソーラスや、文章や会話の中で発見して、単語のマインドマップを脳の中に作っていくことをお勧めします。

こうしてお話していて、私自身ももっとボキャブラリーを強化しようというモチベーションが上がりました。