日米トップの判断

日米トップの判断

オバマ大統領がエネルギー政策の微妙な転換を発表したようです。

アメリカの人々は現在、過去最高のガソリン価格に悩まされているようで、そのためにアメリカ国内の資源の開発・掘削が必要だという声が強まってきていたのですが、オバマ大統領はクリーン・エネルギーを標榜して当選したので化石燃料の開発には消極的でした。
そこに昨年のBPによる原油流出事故があったので、なおのこと新規の油田やガス田発掘に後ろ向きでした。

ところがここに来て、ガソリン価格高騰に抗議する圧力に押され、また日本の原子力発電所の事故の影響で、そろそろアメリカ国内の開発を認めないと苦しくなってきたようです。

最初に手がけられるのは恐らくアラスカになることでしょう。
美しい自然を壊さずに行ってもらいたいものです。

この方向修正には、もちろん、オサマ・ビン・ラディンを討ったことで高まった自身への支持率をさらに高める狙いもあるでしょう。
来年、2012年は大統領選挙の年ですから、そろそろこういった動きが出てくるのも理解できます。

そういえば日本の首相も原発を止めるという、人気取りと言われても仕方のない決定を行いました。
決定そのものの是非は五分五分でしょうがプロセスが問題です。
思いつきに近い形で決め、発表に至ったことは誰の目にも明らかです。
それを英断と書いた新聞もありましたので、色々な考え方があるのでしょう。
何が本当によかったかは結果論でしか判断できない側面があるので、賛否があっていいと思います。

政治の難しさを感じさせる両国の出来事ですね。

政治家は国民に仕えるもの、その事実を改めて理解して私たちがしっかりしないといけないと思います。

今日も最後まで読んで頂きましてありがとうございました。