『異業種混合型リーダーシップ開発プログラム「ALIVEプロジェクト」』の答申にオブザーブ参加させていただきました

ってなにそれ?って思いますよね。
わかります。
主催者からある程度話を聞いていましたが、僕も行くまでよく分かりませんでした。

でも、これ本当に面白いプロジェクトです。
できるだけ多くの方に知っていただきたいし、見ていただきたいと思い、書きます。

この「ALIVEプロジェクト」の前身は、2016年にサントリー食品インターナショナル株式会社のグローバルリーダー育成プログラムの一環として立ち上げられた「モルツプロジェクト」です。

これは「自社のリーダーを育成するためには、他の企業の社員と交流して意見をぶつけ合うような取り組みが必要」と考えたサントリー食品インターナショナルが自社で作り、実施したプログラムです。
まさに手作りプロジェクト。

僕は、この企画の中心人物のサントリー食品人事部の庄司弥寿彦さんからの依頼を頂いて、その取組みの隣で実施されていた企画をコーチングや研修でサポートさせていただいていたので、それなりに概要は聞いていました。
ただ、あくまでも概要なので、その奥行の深さは理解できていませんでした。

この「モルツプロジェクト」は見事成功に終わり、サントリー食品インターナショナルのリーダーシップ育成に多大な貢献をしたと言われています。

プロジェクトで何をしているかと言うと、様々な(有名)企業から送り出された若手から中堅のエース格の人材が業種・業界を超えた仲間として社会で実際に起きている現実の課題の解決にともに取り組むという活動です。
複数の企業から人を出して、一緒に課題に取り組む、と聞いただけで大変そうですが、実際に大変だったようです。

企画自体は大成功でした。普通なら「いやーいい企画だったね」と終わるところなのですが、この企画はそこで終わりません。
なんと、プロジェクトの参加企業や、参加希望企業から継続を望む声が多く寄せられます。
「何とか続けて下さい!」と。

そこでどうなったかと言うと、主要メンバーが一般社団法人を立ち上げて継続的に運営することになったのです。
皆さん、自分の会社の仕事を続けながらです。
なかなか新しいと思いませんか?

現在、この企画はサントリー食品の手を離れて新しく立ち上げられた一般社団法人によって運営されています。
今日、私が見学させて頂いたのは一般社団法人に移管されてからの企画です。

 

今日の答申は刺激的で面白かった。

企画の詳細はここでは書けませんが、「ALIVEプロジェクト」に参加しているのは企業に勤めている20~40代前半の社内でも評価が高い方たちです。
そんな彼ら彼女らがこのプロジェクトに参加することで「他流試合」を経験し、そして「社会貢献」について真剣に考え、短期間で大きな成長を遂げるようになっています。

その変化の一端が垣間見えて、人材育成の観点からも面白かったのです。

以前に比べれば転職が増えたとは言え、まだまだ新卒採用+長期雇用が主流の日本の大手企業において、いかにして社員の視野を広げ、高い成果を生み出せるようにするかは全ての企業の課題です。

特定の会社に長く所属することは大きなメリットがある一方で、視野が狭くなり思考が固定化されるリスクがあります。
当然、イノベーションを生み出せなくなり、業績への影響はマイナスになる。

そこに風穴を開ける1つの有力な方法が「他流試合」を行う環境の整備です。
他の会社の人材と交流すると、否が応でも視野が広がります。
視野が広がることで、今まで気が付かなかったことに気づくようになり、自然となすべきことが見えてきます。

「ALIVEプロジェクト」は当たり前のようにこの「他流試合」の環境を作っています。

これまでに何度も書いてきましたが、人間は生得的に「現状」のコンフォートゾーンを維持しようとします。
しかし、「他流試合」は強制的にコンフォートゾーンの外を経験させるので、成長を加速させてくれるのです。

その意味で、「ALIVEプロジェクト」は僕がゴールドビジョン®メソッドの中でお伝えしている「人を巻き込み動かす力」に強く関連しています。

無理やり現状の外に出ていくことで自分をそちらに慣らしていく、という方法です。

そして、それを仕組みとして進めているので、このプロジェクトは面白いのです。

 

今ある唯一の懸念は、運営の主要メンバーが自分の会社でも要職を担っていることです。

工夫は必要でしょうが、何とかやり繰りをして、ぜひこのような活動を続けて頂きたいと思っています。

引き続き、「ALIVEプロジェクト」の今後に注目していきたいと思います。

 

※今日は、日本郵便から手弁当で参加し新しく立ち上げた一般社団法人 ALIVEのパートナーでもある畑俊彰さんにいろいろと教えて頂きました。
畑さん、いろいろとありがとうございました。