本当に人のことを考えるのは難しい

本当に人のことを考えるのは難しい

以前は完全にはできなかったけれど、最近はいつも出来ることの1つに、
「いつも周りの人がうまくいくように願う」というのがある。

元々、おせっかいなたちで、人のお手伝いばかりしていたけれど、
それでも若いうちは余裕がなくて、自分のことを結構やっていた。

もちろんそれ自体は何も問題がないけれど、ある時、気がついた。
もっと「誰かのために何かをするのが自分に合っている」と。

つまり、「自分のことを考えて自分を優先することでうまくいく場」に身を置いてしまうと
周りの人のお手伝いをしていると自分が先に進めなくなってしまうので、
そういう場では自分のことを優先していかないといけない。

ところが、「周りの人のことを考えて応援していると、むしろ自分が引っ張り上げられる場」もあって、
そういうところに身を置いていると、逆に自分のことを優先にしていると先に進めない。

どちらがいいとかではなくて、タイプの問題なんだけど、自分と違う場にいるとプロセスもなかなか苦しいし、
成果も出ないから一段とつらい。

僕は一対一の勝負事をすると、勝ちすぎると相手が悲しむと思って、勝ちに行けないぐらいの性格なので、
明らかに周りの人のことを応援している方が落ち着くし、自分の成果も上がる。

外資系企業は水面下で足の引っ張り合いで、なかなかしんどい空間だったので、
最終的に起業して好きにやることにした。

これが出来たのもルー・タイスや苫米地英人博士と出会い、人助けの腕を磨いたからだけれど、
やっぱり本気で人のこと考えているわけではないのに、商売上有利だと思って人助けを口にする人に会うと、
もやもやするし、つい距離を開けたくなってしまう。

コーチを名乗るのは本気で人助けをするということなので、その点はなかなか難易度が高いと思う。
実はできる人は多くない。

そこで、ゴールドビジョンの中に「フィードフォワード」という概念を導入した。
短期間で本格的なコーチングは身につけるのは難しいが、「フィードフォワード」なら、誰でも今からでも使える。

今後は少しずつ、具体的な事例も書いてみたいと思います。