見えなかったもの

見えなかったもの

Forbesの9月号を読んで、ものすごく触発されました。

Cover storyは「世界に誇る若きイノベーターたち」。
3人の素晴らしいイノベーター・起業家のストーリーが語られており、その他にも世界最大のベンチャー投資会社「セコイア・キャピタル」に関する記事など、非常に勉強になり、かつやる気が出てくるような記事がふんだんに掲載されています。

ほんの一ヶ月前まで巨大グローバル企業に籍を置き、 日々悶々としていたことから考えると加速度的に起業家に戻っている自分に、RAS(何を見て、何を見ないかを司る脳の機能)の偉大さを感じます。

これまでどんな巨大企業に身を置いている時でも、自分自身は起業家・経営者であると強く自負していましたが、今思うとそれは全く不完全なものでした。
実際にベンチャーの経営を本気で始めると、入ってくる情報が全く異なってくる。
まさに昔ながらのラジオのチューニングを合わせる感じです。
ちょっとひねりすぎると雑音だらけ、でもピタッと合うと、大好きなロックンロールが流れてくる、そんな感じです。

グローバル外資に身を置きながら、いつ自分の事業を立ち上げるかを考えている半端な状況では、巨大企業で成功するための情報も獲得できないし、ベンチャー企業を急激に伸ばしていくための情報も入ってこない。

自らの選択だったとはいえ、中途半端な時期を過ごしていたのだということを痛感しています。
とは言え、その間に取得したMBAやコーチングのスキル・ライセンスは自らの能力とエフィカシーを高めるために高い効果を果たしているので、何も悪いということではありません。

自分で設定したゴールに向かう中での必要なステップだったのは間違いありませんので、描いた未来に向けて着実に歩み続け、時に非常識とも思えるような飛躍を遂げるまでです。

うーん、こりゃ楽しいな。